某国立大学で博士号(理学)取得後、経営コンサルティング会社に就職。
それもつかの間、会社を退職し職のあてのないまま妻を追ってインドネシアへ。
私(saya)が体験したこと、思ったこと、新しく知ったこと等を気ままに書いていきます。

シンガポール&インドネシアのことが中心です。

Singapore Life

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2017年5月6日土曜日

シンガポール島内引越(3度目)

先日、シンガポールに来て3回目の引っ越しをした。
シンガポール来て3年半だから、1年1回のペース。
引っ越す理由はいつも家族構成の変化だけど、今回のところは少し長めにいられるといいが、通勤の面では僕が少し大変なので、Flex timeを使うようになるけどどこまで耐えられるかが問題か(特に雨の日)。

これまでは、引越って言っても、Taxiで済ますか、作業員付きのミニバンレンタルみたいなもので済ませてきたけど今回は初めて業者を使ってみた。
どうせまた引越すので、備忘録程度にまとめてみる。

引越業者

引越業者はネットでもいろいろ出てくるし、日本語フリーペーパーでもよく紹介されている。それなりに数もあるようだ。

業者請求書の比較選定はしていない。

まず、日系は選定対象外に。自分の周りで日系の最大手を使った際に、対応が悪くもう使わないと言っていたからだ。身近な意見の影響力は大きい。値段も高いらしいし、踏んだり蹴ったりだろう。

あとは、とある方のブログでコストが最も安いということで、「KNT movers」という会社に決めた。

http://www.kntmovers.com.sg/

本当は、ここ以外にも見積もりを出してもらおうかと思ったけど、見積もりに来たスタッフのレベルが非常に高く、料金も手頃だったので即決した。

うちの場合は、TV、ベッド、冷蔵庫、洗濯機、乾燥機、机、ワイン収納は備え付けだったが、赤ちゃん用ベッド、化粧台など含め入居後に購入したものも多数だったが、1.5台分のトラックで、SGD700ー800だった。ちなみに、Packingサービスを頼むと、+SGD300、Unpackingも頼むと更に+SGD300。参考にしたブログでは、Packingもスタッフによっては雑らしいので、うちは住み込みのメイドにやってもらった。

引越前にやること



①梱包

引越業者から、段ボール40個、プチプチ、食器用包装紙、ガムテープは一通り十分な量届くので、新たに用意するものはなし。段ボールに入らない大きいものは、スタッフが梱包して持っていくのでそのままでよく、ハンガーにかかっている服もそのままでよい。

②住所変更届

銀行 ⇒ オンライン or プライベートバンク担当へメール

保険 ⇒ オンライン

会社 ⇒ 人事

ネット環境 ⇒ メールで問い合わせ移転作業の依頼

SP Service ⇒ 移転前住居のアカウントは大家側で閉めるとのことでノータッチ。新住居側のアカウントをオンラインで開設。メーターの読み取り日もネットで指定するが、立ち合いの必要はなし。

③カーテンクリーニング

TAに記載されているので、やらなくてはいけない。レシートなくさないように。

ってか、いつも思うけどカーテンの留め具がシンガポールっていつも適当だなって思う。金属の金具を直接カーテンにぶっさしてるけど、日本だとプラスチックの留め具を小さいポケットに入れてく形が主流だと思う。

④エアコン掃除証拠のレシート提出

これもTAに記載されているので、四半期ごとに業者に掃除をさせてその証拠のレシートを提出しなくてはいけない。

実は、昔、やってなかったことがあったが、うまく色々と言い訳をして乗り切ったことがある。古いコンドだと、これまでにたまりにたまった汚れが詰まって化学薬品による掃除をしなくてはいけなくなることがある。はっきりいってこれは地雷。

あと、前居住者がインド系の人だと、オイルが室外機から充満して、エアコンまでしみだしてきて、高額の掃除代を請求されることも。TAでは、自然劣化とみなされるものでSGD150を超える場合は、SGD150までは大家側で負担してくれる、という条項があるのが一般的なので、こういったものはきちんと請求するようにしよう。

エアコンの掃除については、Dr.Coolという業者が非常に詳しく、各種指摘や修理すべきポイントをレポートにまとめてくれる。ほかの業者は結構適当で、エアコン内部がやばい状況でも気づかない場合があるので、逆に戦略的にこういった凡庸な業者に言質をとらせることで、掃除が必要ないということを大家側のAgentへ説得するために使うこともできる(これはちょっと高度?)。

④設備の原状復帰


引越1カ月前になり、呪われているかのように電球が毎週のように切れたり、スターターが壊れたりしたので、いつも部屋を見てくれるとても気立ての良いバングラのおっちゃんに見てもらったり、自分で直せるものは直していった。


引越当日の流れ

※新居の大家側のエージェントには、引越しと立ち合い確認の日は別にすべき、と苦情を言われた。荷物が片付いていないと、チェックできない項目もあるため。
※ちなみにコンドは基本的に休祝日の引越などはできないので、平日に実施。

9:10  予定より遅れてサービス会社の人到着。運搬だけだけど、7人くらいいた模様。
     車輪のついた木の板に荷物を5,6個載せ、ラップでくるんでいく。
     服は、専用の鉄の枠でできたハンガーケースを2台借りる。

10:15 荷物運びだし終わり。
     新居の部屋の鍵の受け渡しを11:30にしていたのでその旨伝え、新居で後程合流する約束をする。
     時間余ったのでお手伝いさんに部屋の掃除をしてもらう。

11:30 先に荷物を運び出していた業者とコンドのスタッフと少しやりとりが発生。
            どうやらコンドに事前通知をしておかないといけないらしい。
    同時に、大家エージェントと家具等の不備がないかお互いに確認。

12:30    作業完了。現金でDeposit分差し引いた差額を支払い。

(省略)

17:00  旧コンドに行き、大家エージェント、自分たちのエージェント立ち合いの元、設備の状態の確認を行う。
     ※気づいたこと等は以下に記載。

入退去時の確認について

  • 入居時にエージェントと指さし確認を行う。この時きちんと確認していないと、後で損壊など発見しても言い出しづらくなってしまう。
  • 引越原則1カ月以内であれば、装置の不具合などは直してもらえるのできちんと言う。
  • 入居後1週間以内に部屋の隅々まで見て、傷などの証拠写真をしつこいくらい撮って、パワポなどにまとめてPDF化してエージェントに送付しておく。(今回の引っ越しでは旧住居のエージェントは入居時にこちらから送った傷の写真集を持参してきていた。)


そんなこんなでシンガポール3度目の引越は完了。
初のバルコニーがある部屋で正面にも建物がなく、建物も新しく広くてかなり満足度高い。
ここにはどれくらい住めるかな。