某国立大学で博士号(理学)取得後、経営コンサルティング会社に就職。
それもつかの間、会社を退職し職のあてのないまま妻を追ってインドネシアへ。
私(saya)が体験したこと、思ったこと、新しく知ったこと等を気ままに書いていきます。

シンガポール&インドネシアのことが中心です。

Singapore Life

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2017年4月3日月曜日

[NEWS] NUSが公務員にデータサイエンスのトレーニングを実施へ

シンガポールの政策(産業政策)を勉強すればするほど、いつも素晴らしいなと感心する。

シンガポールがなぜ世界でも稀にみるほど経済発展を成功させることができたのか。

僕は、優秀な国民を公務員に動員し、合理的かつ有効な政策を迅速にPDCAしていく体制を作り上げたことが最も重要な要素だと考えている。

よく言われているように、シンガポールは、首相をトップとする株式会社のようである。

未来経済委員会の提言が今年の2月に発表されたが、デジタルスキルの向上がうたわれており、国民(シンガポール株式会社の中での平社員)がより付加価値の高い仕事をこなせるよう国としても全力で投資していく覚悟を見て取った。

彼らが目指す”Smart Nation”の根幹となる部分だ。

いまだに非効率な紙文化をありがたがり、効率化という概念のない日本の役人にはとても無理な発想である。

最近思うが、日本が本当に業務を効率化してしまうと、業務の総量に見合う労働者は実は相当少なくて済むため、失業率が大幅に上がってしまうんではないかと思うことがある。

これは公務員に限った話ではない。

つまり、民間だろうが公営だろうが、簡単に首を切らないのは、暗黙の社会保障の一環であり、その意味では日本は緩い社会主義なのかもしれない、という風に考える。

シンガポールのように効率化をするだけでなく、さらに付加価値の高い仕事をこなす能力を国民に教育することも並行して行わなければならない、ということ。

NUSはデータサイエンスの修士課程もあり、ブログ等読むとMBAとも交流がありかなりビジネスドリブンの実用的なコースらしい。ちょっと興味ある。

もうNUSは、大学世界ランキングでは、東大なんかより全然上だからね。

まぁ日本の大学はかなわないよね、どうあがいても。

脱線してしまったけど、以下が最近気になった記事でした。

NUS to train 2,000 Singapore civil servants in data science annually

Posted 29 Mar 2017 10:49 Updated 29 Mar 2017 22:57
http://www.channelnewsasia.com/news/singapore/nus-to-train-2-000-singapore-civil-servants-on-data-science/3633536.html