シンガポール建国の父Lee Kuan Yewが亡くなった。
3月23日(月)早朝3:18だった。
シンガポール独立50周年の今年、一つの時代が終わった感が漂う。
連日、容体の悪化が伝えられていたので、遂に来たか、という感じだった。
たまたま月曜日は病欠をして、病院にいった帰りに無料紙Todayの号外が配られていた。
ちなみに、連日入院中のSingapore General Hospitalでの様子を伝える報道がなされていたが、中で何が起きているかは誰もわからず、既に亡くなっているのでは?という憶測もあった。
死去の数日前、16歳の少年がもう死んだと嘘の投稿をし、海外のメディアがそれを信じ謝って報道したという騒動があった。この少年は逮捕された。どこまで本当かは分からないが、実は少年の方が真実であり、政府は色々な準備不足を理由に死亡時期を延ばしたのではないかという噂は現地人の中では未だにあるみたい。
死去してから、メディアはずっと特別番組に切換え、キャスターの服装は黒系に代わり、赤を会社のカラーとしているChannel News Asiaは、HPもテレビも黒色になった。
確か、水曜日だったと思うが、彼の遺体はISTANA(大統領官邸)からParliament(国会)へ移された。それから彼に最後の挨拶をしようと、彼の棺の前に行列ができた。その行列は、途切れることなく24時間OPENであるにもかかわらず常に6~8時間待ちであった。最終的に44万人近くが訪問したとのこと。
国葬は、29日(日)。
12時半頃、彼の棺はParliament(国会)から会場のNUS(シンガポール国立大学)へ運ばれた。嵐のような大雨の中、道路わきには多くのシンガポーリアンが大声をあげながら彼の棺が通り過ぎるのを見守った。
14時過ぎからCeremonyがNUS(シンガポール国立大学)で開かれた。
日本の感覚からすると大学で国葬を行うということに違和感あり。
(たとえば、天皇や首相の葬式を東大でやる感じ?)
安倍さんも出席。隣はインドのModiさん。他にも、キッシンジャー、クリントン元米大統領、トニー・アボット豪首相、パク韓国大統領、ジョコ尼大統領など。
オーケストラの演奏に始まり、息子であり首相であるLeeより3ヶ国語でスピーチ。
いつものことながら、流暢に3ヶ国語を操れてすごい。
その後、Tony Tan大統領、Goh Chok Tong元首相などなどスピーチが続く。