某国立大学で博士号(理学)取得後、経営コンサルティング会社に就職。
それもつかの間、会社を退職し職のあてのないまま妻を追ってインドネシアへ。
私(saya)が体験したこと、思ったこと、新しく知ったこと等を気ままに書いていきます。

シンガポール&インドネシアのことが中心です。

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2017年5月17日水曜日

[News] グレート・シンガポール・セールス(GSS) in 2017

シンガポールでは、6月8月にかけて国をあげたセールス期間がある。この期間は店によってタイミングが異なったりするが、全島内セールス一色だし、一年で一番安くものを買える時期かもしれない。

このセールスのことを、「Great Singapore Sales」といい、頭文字をとってGSSという。

2017年が24回目で1994年に観光庁(STB)が始めた試みである。

今年は、6月9日から8月13日までの66日間開催される。

今年の目玉は、無料モバイルアプリ「GoSpree」を通して、無料クーポンなどの配信が各店舗ごとに行われること。店舗側にとっては、アプリの利用料は無料。とくに中小の小売店に利用を促しているようだ。別の投稿でも書いたように、シンガポールはGLCと呼ばれる政府系企業と外資系企業が経済を牛耳っており、民間地元企業の大半は中小企業である。こういった人たちに最新のテクノロジーを用いたサービスの提供を支援することで、付加価値の高いサービスを提供できるようにし、すべての領域でシンガポーリアンは付加価値の高い仕事に就けるようにしている。こういった中小企業対先は、人民行動党の支持を維持する目的もあるだろう。

このデジタルマーケティングは、今年初頭に出た未来経済委員会の今後10年の国家戦略にも沿った流れとなっており、改めて国の政策と各種政策が有機的に結びついていて、シンガポールさすがだな、と思う。

各店舗がQRコードを設置し、それを集めることで得られる特典もあるらしい。

ちなみにアプリの配信は、GSSの始まる6月9日からとか。

毎年、服飾類の買い物は1年に一回この期間に済ませているので、今年も効率よく買い物したい。

以下が参考にした記事。
http://www.straitstimes.com/singapore/new-app-to-roll-out-special-gss-deals



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2017年5月6日土曜日

シンガポールの大学と教育制度について

近年、長年アジアの大学トップの座を守ってきた東大を蹴落とし、シンガポール国立大学がトップにつき、日本人に衝撃を与えた。そして、シンガポールの大学の優位性は、今後も低下することはないだろうと思われる。

(2017年版のTHE世界大学ランキングについてまとめたのはこちら)

なぜ、アメリカの大学が世界でトップに君臨し続けるのか。それは、多様性と研究・教育への投資量で決まる。後者は、優秀な卒業生からの寄付も多い(TataがHarvardに建物寄付したり、アジアからもTop Tierはアメリカの大学に向かっている)。同様に、シンガポールの大学は、国が率先して優秀な研究者を呼び込み、アジア中の大学生を受け入れることで順位を上げてきた。これは、一朝一夕にできるものではない。

シンガポールの教育制度外観


シンガポールは学歴がすべてである。元々資源がなく、産業も英国軍が落とす金と観光業くらいしかなかったシンガポールは、建国当時失業率が10%を超えており、外資製造企業の誘致が急務であった。それに必要なインフラ整備を国が率先して行っていったのだが、人材の育成も急務であった。
人材の育成とは2つの意味がある。一つは労働力としての一般人の能力。外国語の習得は基本的に技能の向上がこれにあたる。もう一つの人材とは、国の舵取りを行っていく優秀な官僚の育成である。前者の一環として、公用語は英語(母国語はマレー語。元々マレーシアの州の一つだったので)になり、後者の一環として教育制度の整備と、大統領奨学金等による先進国への留学制度である。ちなみに、建国の父、Lee Kuan Yuや、その仲間たちはイギリス留学時代の仲間たちであり、彼の妻もOxford留学生である。ちなみに、Lee Kuan Yuは法学でケンブリッジ大学を主席卒業している。留学制度についてはまた後程記載する。

さて、シンガポールでは、以下の図のような形で進学していく。各課程を終えた段階で、試験があり、その成績次第でその後の人生が決まってくる。シンガポールにおいて敗者復活はない。これは、初代首相が、優秀な人材は生まれつきであり、早い段階からそれを見極めることが重要であると考えていたことが分かる。日本のように、偏差値30からの●●大学合格、のようなことはない。偏差値30の人はそもそも大学受験の資格すらないのがシンガポールなのだ。
(※下図を見てわかる通り、実際はどの道を進んでも大学への進学ルートは存在する
。存在はするが、よほどの例外以外は一度コースから外れてしまうと、もう復帰は難しいのが現状。)

この制度については、賛否両論あろうかと思う。確かに、世界の偉人の中には、一般的な教育・社会制度の中から落ちこぼれてしまったものも少なくないし、そういった偉人は失敗の経験から多くのことを学んでいる。こういった人たちもきちんと活躍できるような社会は必要であると思うし、それが広い意味での多様性だと僕は思うが、一方で、このような効率的な官僚育成制度は羨ましくもある。生まれてから死ぬまで一度も失敗がないような秀才的なトップ層だけで国の舵取りに必要な人員は足りてしまうのかもしれない。ただし、失敗に対する耐性がないとすると、大きな失敗をしたあとのリカバリーができなさそうでそこはリスクかなと思う。
早い段階で大学への道が閉ざされる、という言い方をすると若干ネガティブかもしれないが、早い段階でその子供の向き不向きを見分け、大学に進学するような座学が得意でない子は早い段階から技能習得訓練をするのは理にかなっているとも思う。ドイツもそんな制度だったかと思う。
日本も少しは見習ったらいい。トップ以外の大学なんて言ったってしゃーない。何も技能が身につきわけでもなく、いたずらに就職へのモラトリアム期間を設けて、返せもしない奨学金という名の借金を増やすくらいなら、手に職つけれるようにしてやればいいし、企業含め社会が大学生をありがたがる今の考え方を改めて、それぞれの役割とパフォーマンスに応じて評価してやればいい。英才教育や、一部のエリート向けの投資ももっとやったらいい。以下の留学制度でも紹介するが、シンガポールでは(欧米でもあるかもしれないが)、優秀な生徒が受けておる奨学金は親の経済状況に関係ない。実際、Lee Sheng Longも奨学金を取得してケンブリッジ大学に留学している。
全員を平等にすることの害悪を日本は学ぶべき。

※教育省(MOE)のサイトから拝借

さて、このような教育制度なので親は子供を小さいときから教育し、良い学校に入れたがる。そのための投資は惜しまないし、シンガポールの子供たちは面白いくらいみんな眼鏡をかけている(ちなみに、国民の近視眼率はずばぬけて高いらしい)。スポーツ選手やアーティストを目指す子供は少ない。最近、シンガポーリアンの同僚と話したが、彼女はピアノを習うことをいいことだと言う。理由を聞いてみると、彼女の友人はピアノ教師で、相当稼げるらしい。最近はシンガポーリアンも子供にいろんなことを習わせようとしている。そのおかげで、元々ピアノ教師が少ないので、非常にお金が稼げる(日本の音大出て安い給料でずっと独身のままピアノ教師やっている人が多いのとはえらい違いだ。英語できるならシンガポールで稼いだらいい)。他人がやっていると、負けず嫌い(シンガポールではキアスー”Kiasu”という)なので、バレエ教室なんかも繁盛しているらしい。それでも親としては、子供の体験としてやらせているわけで、親はあくまでもいい大学に入って給料の高い仕事をしてもらいたいと思っている。

留学奨学金制度


留学奨学金制度は、以下の4つがあり、現在のLee Sheng Long首相も1,2の奨学金によってケンブリッジ大学&大学院、ハーバード大学院を卒業している。優秀な成績で高校を卒業した者に与えられ、行く国もあらかじめ決められているようである。もちろん成績の良い順に決めていくのだろうが(日本の東工大に国費留学した知人談)。
受給するには卒業後に公務に従事することが義務となる。ちなみに、1が最もランクの人たちに与えられ、2,3,4と併用して受給することができる。

  1. President's Scholar
  2. Singapore Armed Forces Overseas Scholarship (SAFOS)
  3. Singapore Police Force Overseas Scholarship (SPFOS)
  4. Overseas Merit Scholarship (OMS)

官僚の給料


シンガポールは早い段階で優秀な人物をえりすぐる制度を築いたと書いたが、そういった人物を国の機関で働かせるために留学奨学金制度などのインセンティブを与えているが、給与も重要なインセンティブである。

官僚の給料は、弁護士、医者など専門職の給料を基に平均値+αで決定されているようだ。批判もあり年々+αの部分が縮小傾向にあるという話もあるが、単純に考えれば官僚になったほうが、平均的には弁護士、医者よりも稼げるということ。こういうインセンティブを与えることによって優秀な人材を集めている。

国で最も優秀な人たちが、国の中枢で働くというのはとても素晴らしいことだと思う。シンガポールのエリート官僚は、国をいかにプロモートして、海外のヒト・モノ・カネを集めてくるか、というのが仕事なので、非常にビジネスセンスも要求されるし、若くして大きな仕事ができる(フィリップ・ヨーが経済開発庁(EDB)長官に39歳で抜擢されている。日立社外取締役等も務める。07年には旭日重光章が授与され日本とも関係の深い人物。ちなみに親の七光ではあるが、日本の戦後最年少就任記録大臣は、小渕優子34歳9ヶ月)。

このように、シンガポールの官僚はほかの国の官僚のイメージとは全く異なる。これがまさに、「シンガポール株式会社」といわれる所以である。首相が社長、大臣が執行役員、GLC(政府系企業:Keppel、ST Engineering、SIAなど多数)社長が事業部門長、優秀な官僚がその手足となって働き、国民は一般社員、となってみんなで国の価値を高めていっている。

シンガポールの大学

上記の通り、国内超優秀層は海外トップ大学へ留学する。シンガポールの国民、永住者の15-19歳は24万人くらいなので、同い年が約4万8千人がいることになる。奨学金受領者を150人くらいとすると、0.3%くらいか。

ちなみに日本では、17年4月1日時点の15-19歳人口が603万人なので、1歳あたり平均121万人。東大は3100人くらい入学しているので、0.15%くらいとすると、シンガポールの奨学金の難易度はざっくりと言って東大、京大入るレベル。ただし、マジコメすると、日本の場合は、東大、京大に入れる人でもほかの大学を受ける人たちも大勢いるので、実際に東大、京大入っている人は、上位0.3%から漏れている人も多数いるということは想像に難くない。全国民統一試験みたいなのをやって、入学大学の分布とか見てみたい気もする。(最近、開成から20人くらいが海外トップ大学に合格していることが発表された。関西のほうにもそういう高校はあるし、実は日本ももうシンガポールのように、成績トップの人たちは東大、京大には行っていないのかもしれない。そうなると東大合格者数ではかる高校ランキングなんてもうあまり意味ない。)

シンガポールでは浪人している人を周りで見かけないが、制度的にできないのかよくわからないが、小学校浪人は存在する。小学校卒業試験でつまづくと、その時点で大学進学の道が閉ざされてしまうからだ。

現在あるシンガポールの現地ローカル大学(※外国の大学もキャンパスをシンガポールに設置している例も多い)は、以下の6つ。

NUS、NTUがシンガポールの双璧をなす大学で、すでにアジアトップクラス、東大よりもランキングは高い。NTUは創設50年以内の大学ランキングでは世界2位につけている。

NUSはイェール大学と提携しキャンパスをNUS内に持っていたり、世界トップクラスの大学との提携も積極的で、多様性や国際性の点から、はっきりいって日本の大学など足元にも及ばない。ビジネススクールでは、企業の幹部クラス向けの講座も持っており、上司も何人か参加していたが、参加者、プレゼンターは財閥の子息や、各国トップクラスの人たちも参加しており、出会える人もまさに一級(その分非常に高額)。

SMU出身の人もたまに見かける。コツコツやる子で、NUS、NTUには行けなかった人が行くレベルの大学だろう。このレベルの人は、MBAとるなどしないと、政府系機関、外資大手などで働くのは難しいかもしれない。

  1. シンガポール国立大学(NUS)
  2. 南洋工科大学(NTU)
  3. シンガポール管理大学(SMU)
  4. シンガポール科学技術設計大学(SUTD)
  5. シンガポール理工大学(SIT)
  6. Singapore University of Social Sciences(SUSS)

周りのシンガポーリアンの学歴などを考慮すると、たぶん、以下がシンガポーリアンの学歴の序列。

  1. 海外(主に米英)トップ大学(政府系奨学金)※私費での海外トップ大学留学は見たことない。
  2. NUS
  3. NTU
  4. 裕福な子供が私費で海外留学(オーストラリアなど)
  5. SMU

先日(2017年初頭)、博士課程時代の同期が研究会で南洋工科大学に来ていた。元々
高輝度レーザーは温度や湿度の安定性が求められるが、シンガポールでも研究している人たちがいるようで、かつての光物性分野ではシンガポールでも同様の、いや予算が潤沢な分日本よりも良い研究環境が用意されているようだ。

そういえば、NUSには人気講師の田村耕太郎という元参議院議員の人もいる(めちゃくちゃ頭悪そうな人だけど一応。文章は稚拙で、自分の意見がない人)。バイオテクノロジー分野でも優秀な日本人が何人か引き抜かれて講師陣に名を連ねている(伊藤嘉明の例は当時日本でも話題になったようだ)。

(参考:Googleで検索した学生数 ※基本大学院含む。年度は数年のズレあり。)
 こう見ると、世界トップクラスって意外に学生数少なくてびっくり。



2017年4月10日月曜日

世界大学ランキング(Times Higher Education (THE)のWorld University Rankings)

ここ数年、日本の教育・研究レベルの低下を危惧するニュースが多い。最近では、Natureかどっかが日本の科学研究のプレゼンスの低下を記事にして話題になった。

日本の大学についても同様で、東大も遂にアジアトップの座を明け渡し、今やシンガポール国立大学が首位に取って代わった。

大学の特色なんて様々だし、大学ランキングがすべてではないが、ただこういったランキングが各国の教育政策に影響を与えるのも事実だし、元々興味は持っていた。

なので、ざっと外観だけを見る目的で、簡単にデータを整理してみたので、以下に紹介する。なお、使ったランキングは、Times Higher Education (THE)のWorld University Rankingsの入手可能な、2011-2017年。

まず、TOP200の大学数の国ごとの推移を見てみる。
予想通りアメリカが圧倒的で、上位5か国で6-7割を占める。アジアでは本校が最も多く5校、次いで中国、韓国がともに4校、日本は2校のみ。


これを地域別(6大州ベース。北米、南米、欧州、アジア、アフリカ、オセアニア)にみてみると、欧州が約半分、米州が35%、アジアが10%、その他5%といった感じ。アジアは最近できた大学(シンガポールは国自体が50年くらい)が多く、数は増加にあるかと思ったが、予想に反してアジアの大学の数は横這いから減少傾向にあるようだ。


ここで、2017年のTop20大学の、2011年からのランキング推移をみてみる。
これを見てみると、ほとんどの大学の顔ぶれは変化していないことが分かる。つまり、Top Tier層においては大きな順位の変動がない。


次に、大きくランキングを上げている大学を見てみる。
2017年にTop200になっている大学が、2011年ランキングからどれくらい順位を上げているかを見てみる。
これを見ると、2011年に100番台後半だった大学が大きく順位を上げていることが分かる。また、南洋工科大(シンガポール)は目覚ましいランクアップを成し遂げているが、ランクアップしているのはほとんどヨーロッパ地域の大学である。


ランクアップ率で並べてみても同様の傾向。
(Top Tier大学は、順位が数レベル上がっただけで率は非常に大きくなってしまう。)

最後に、気になるアジア勢のTOP500ランキング2017。
黄色は日本の大学。

東大でさえ、アジア4位。
正直、シンガポールに住んでいて、東大がもうアジア1位になるとは思えない。
ほかの日本の大学の低下も著しい。
日本の最も苦手な国際性が大きく影響するランキングと思われるので、今後も厳しい状況は続くと思うし、日本の優秀な学生はどんどん海外の大学に進んだらいいと思う。

今後は、シンガポール国立大学がどこまで上がれるのか。アイビーリーグレベルまで行けるのか、そっちに注目したいと思う。


2016年7月22日金曜日

Standard Chartered Marathon 2015 results

衝動的にSCMS2016にハーフマラソンの参加申し込みをしてしまった。
サイトに過去数年までの結果がすべて公開されていたため、昨年の結果のみ分析してみた。
I impulsively registered Standard Chartered Marathon 2016 as Half marathon (HALF)
I briefly analyzed the results of SCMS2015 as all data is disclosed on the website.

レースは駅伝や車いすは除き、個人レースのフルマラソン(FULL)、ハーフマラソン(HALF)、10㎞の3種類。
The data I analyzed is individual Full-marathon (FULL), Half-marathon (HALF), 10km.


以下が、レース参加者の概要。(タイムがきちんと測定されているもの。)
10㎞の参加者が最も多く、FULL、HALFはほぼ同じ9000人前後。
女性の割合は、距離が短くなるごとに大きくなる。
Below is summary of the numbers of runners for each races.
The most runners joined 10km, and the numbers of FULL and HALF are almost same.
The shorter the race distance is, the more the percentage of Female is.




以下は、年齢ごとの参加者数を性別・レースごとに示している。
どのレースも30-39歳が最も参加者の多いカテゴリーであるが、レース距離が短くなるほど若い年齢層の比重が高くなる。
Below table shows the numbers of runners by gender and age for each race.
30-39 y-o runners is the most for all races.
But, the shorter the race distance is, the younger the average runners' age is.

70歳以上が非常に特異であり、10㎞と同じくらいFULLの参加者がいる。
レース参加者全体に対する割合としては、FULLが最大。
70+ runners is abnormal.
They joined 10km at the most, but in terms of the ratio they joined FULL the most.



以下は、各国のFULL、HALF、10㎞の参加割合を、それぞれの順でソートしたグラフ。
対象は、10人以上参加している国。
のちに述べるが韓国の参加者は非常に少ないが、全員FULLのみに参加している。
日本は、FULLの比率が高く、10㎞の比率が少ないことが分かる。
Below is the FULL/HALF/10km runners ratio by countries.
The countries less than 10 runners is not included here.
Each graph is sorted by each FULL/HALF/10km largest to smallest.
As mentioned later, all Koreans joined FULL only although the numbers of Korean is few.
More Japanese joined FULL, but less Japanese joined 10km than All countries average.






以下は、国ごとの参加者とその割合の全体、男女別ランク。(FULLのみ)
シンガポールが一番多いのは開催地だから当然として、意外に日本人が多くて驚く。
男性については、シンガポーリアンに次いで多い国となる。
次に驚くのは、韓国が以上に参加者が少ないことだ。
韓国人は、FULLに16人、HALF、10㎞ともに参加者0である。
具体的に調べていないが、シンガポールには多くの韓国人が来ているはずである。
韓国人は、ランニングは嫌いということ?
兵役は強制だったはずだし、運動する機会は日本人以上に多いはずだし、健康志向も日本人と同じくらいあるだろうし。
日本、中国、台湾が参加者数の上位にいることに比べるととても異様だ。
Below shows the numbers of runners by country and gender for FULL.
Naturally, the numbers of Singaporean is the most. as this is held in Singapore.
But, I was surprised that the numbers of Japanese runners is more than I expected.
As for Male, Japan is the second largest next to Singapore.
Secondly, I was surprised so small number of Korean runners.
Only 16 runners from Korea for FULL, nobody from Korea join HALF and 10km.
Does not Korea like to run?
Korea also has compulsory military service like Singapore, and they seems to be health conscious same as Japanese, I guess.
Many runners from East Asian countries such as Japanese, Taiwan, China, but not Korean, it's strange to me.


以下は、FULLの国別の女性比率である。
台湾は女性の参加比率が最も多い。
インドは、他国に比べて著しく女性の参加割合が小さいことが分かる。
Below is the percentage of Female by country for FULL.
Taiwan is the largest.
India is quite small.


以下はFULLの国別平均タイムである。
対象は、全体では30人以上、女性は10人以上、男性は20人以上の参加者がいる国である。
日本は男女・全体すべてにおいて全体平均より早い。
上位の顔ぶれを見ると、先進国度と相関があるようであり、欧米>東アジア>東南アジアの順である。
Below is average net time by country for FULL.
Only countries which runners joins 30 or more, for female 10 or more, for male 20 or more.
Japanese is faster than average all countries.
If we look at top rank countries, it seems that Western > East Asia > South East Asia.


以下は、FULLの国ごとの最速タイムのランキングである。
ケニヤとエチオピアはこれを商売ランナーであるので当然早い。
シンガポールは国の記録保持者も参加するので、早いだろう。
それ以下が一般アマチュアレベルであるが、これをみると、日本は非常によく健闘しており、女性はシンガポーリアンよりも早い人がいるようだ。
Below is the fastest time ranking by country for FULL.
Kenya and Ethiopia is naturally fast, because they are professional runners.
Singapore is also naturally fast, because national record holder joined.
Thus, Switzerland and below are amateur runners only.
So, Japanese runners is quite well.
Especially, the fastest Japanese Female is faster than Singaporean Female.


ここでちなみに、3レースの順位とタイムの関係を表したものを以下に示す。
By the way,below is the graph showing net time s runners ranking.


ここからは、HALFのデータ。
HALFになると日本人の割合は多少下がる。
とはいえ、400人以上も走っているので、それなりの数である。
ちなみに、韓国人は0人である。
From here, below is data of HALF.
The percentage of Japanese is less than FULL.
But, still there are more than 400 Japanese runners.
No Koreans joined.


HALFでも台湾人は女性の割合が最も多い。
日本はここでもだいたい全体と同じ比率である。
Taiwan is again highest the percentage of Female.
Ant it reaches 50%.
Japanese again has almost same percentage with average.

以下はHALFの国別平均タイム。
ここでも日本は全体平均よりもいくらか早い。
ここでもだいたい、欧米>東アジア>東南アジアという順である。
Below is average net time by country for HALF.
Japanese average net time is faster than average of all countries.
Here also, we can see Western > East Asia > East West Asia.


以下は、HALFの国別最速タイムランキング。
HALFになると、男性より女性のほうが早い国もいくつかある。
日本は非常によく健闘しており、なんと2番手。全体でも5位。
Below is the fastest net time by country.
Amazingly, Japanese is the second next to Kenya!!!
Female is the fastest in New Zealand and China.


以下は、10㎞の国別参加者数。
日本人の比率は、さらに低くなり、10㎞では全体の1.8%程度まで少なくなる。
つまり、日本人は特にフルマラソンへの参加の比率が高いことが分かる。
まぁ、普通に考えてHALF、10㎞はほかのランニングイベントでもそれなりに数あるからね。
特に、せっかくのスタチャで10㎞はもったいない。
From here, below is showing the data of 10km.
Japanese ratio is smaller than FULL and HALF.
Thus, most of Japanese runners joined FULL.
This is quite natural, because there are more race event for Half and 10km.


以下は、10㎞の国別女性参加者比率。
なんとここでも台湾が最大。
しかも、10㎞では、女性比率が過半となる国は複数存在する。
ここでも日本はほぼ全体平均と同じ割合。
Below is the percentage of Female  by country.
Taiwan is again the largest!
Why the ratio of Taiwanese is so high regardless of the race distance???
The Female runners more joined than the Male in 5 countries.
As for Japanese, the ratio is almost average.


以下は、10㎞の国別平均タイム。
ここも同様、日本は全体平均より早く、欧州の国々が早いのも同じ。
Below is average net time by country for 10km.
Here, the trend is the same as FULL, HALF.


10㎞の国別最速タイムでは、日本は女性が健闘。
Below is the fastest net time by country for 10km.
Japanese Female done quite well.


これでだいたい参加者のタイムの分布が分かった。
初めてのハーフマラソン。
目標タイムどうしようかな。
少なくとも、日本人の男性の平均タイムは超えたいな。
Through these analysis, I understand the trend and distribution of time.
SCMS2016 is my first Half marathon.
I'd like to run faster than average Japanese male time, hopefully.
2:43:19 or 7.75 km/h or 7.74 min/km


2014年12月10日水曜日

海外在留邦人数比較 ~すでに100人に1人は海外で生活!?数字から見える海外 へ進出する日本人

外務省が出している「海外在留邦人数調査統計」というレポートがある。(ここ)
元々、自分も含めて最近海外で働く人が増えたな、という印象があり、日本人のうちどれくらいの割合の人が海外に住んでいるのかと調べてみようかなと思ったのがきっかけ。

1.地域別の海外在留邦人数推移

まず、海外在留邦人数は、長期滞在者(3か月以上の滞在者かつ非永住権取得者)、永住権取得者の合計でカウントされる。この推移を2000年から2013年から並べてみると、以下のようになる。
2000年に約81万人いた海外在留邦人は、2013年に約126万人と1.5倍に増えている。
リーマンショック前後で伸びは鈍化したが、それでも増加を続け、2012年には増加スピードが戻っているようにも見える(2013年の伸び方は鈍化したようだが)。
白抜きの赤丸は、日本の全人口に対する海外在留邦人数の割合である。日本の総人口の伸びは停滞し既に減少を始めているため、日本の人口に対する海外在留邦人数の割合も増加の一途をたどっており、そろそろ1%に到達しそうだ。つまり、日本人の100人に1人が海外で暮らしていることになる。今後も日本の総人口は減り続け海外に仕事を求めていく人が増えることを考えるとこの割合はまだまだ増加していきそうである。
ちなみに、常に南極に30―40人いるんだが、この人たちって何してるの、、、観測隊?



下のグラフは、在留邦人数の地域別シェアの推移。これを見ると、やはり、アジア地域での割合が最も増加率が激しく、この2000年から2013年の間にシェアを2割から3割に増加。
比率が増加/減少しているのはそれぞれ以下の通り。
増加:アジア、大洋州、東欧、中東、中米
減少:南極、南米、アフリカ、西欧、北米
この結果からも明らかな通り、先進国から新興国に比率がシフトしていることは明らか。ただ、南米と南極以外は在留邦人数自体は増加している。

2.長期滞在者、永住者の性差

以下は、長期滞在者VS永住者を男女で比較をしてみた。これを見ると、長期滞在者は男性が多く、永住者は女性が多い。長期滞在者に男性が多いのは、単に海外駐在員は男性が多いということを示しているのだと思う。単身赴任者も多いだろうしね。永住者に女性が多いのは、推測だが、独身で海外の現地採用されているような人たちが女性に多いからではないかと思う。自分の周りでも、駐在員の大半は男性であり、現地採用の中で独身である人は全員女性。永住権いわゆるPR取得者も大半が独身女性である。


3.アジアにおける在留邦人数の推移

以下アジアにフォーカスしてみる。
以下はアジア(&オセアニア)の主要な国・地域にいる在留邦人数の推移。中国は急激な勢いで伸びたものの、昨年は一気に減少。豪州は安定して増加。ASEAN地域は順調に増加。特に2010年以降に増加率が顕著に加速していることが分かる。


ASEANの中の内訳は以下の通り。
タイは絶対数もさることながら、順調に増加を続けていることが分かる。これは多くの製造業がタイに進出していることに対応する。ただ、タイも人件費等々コストが増加しているだけでなく、政変の影響もあり来年は増加率が鈍化するのではないかと思う。
シンガポールはここ数年じわじわと増加の兆しあり。統括拠点を設置する国としてとしてシンガポールの地位は不動のものであり今後も日系の企業が進出するだろうが、今後どれだけここが伸びるかは個人的には未知数。というのは、過密すぎるし、コストが高すぎる。シンガポール政府が外国人の流入を抑えようとしているため許可も下りづらい。リー首相は現状のバランスを維持するといい、EPホルダーの数が最近微減したとの話も聞く。各アジアの都市もビジネスインフラも整っていくだろうし、相対的なシンガポールの地位は下がっていくものと思っている。
縦軸の拡大版。


絶対数は低いが、カンボジアに進出する日本人が急激に増えていることが分かる。
海外就職研究家の「もりぞお」さんがサムライカレーを始めたのもカンボジア。カンボジアは東西はベトナムとタイに、北はラオスに挟まれている。南には港もある。市中ではドルが流通しておりドルで資金決済できる。市内でドル預金口座を開設すると金利6~7%という話も聞く。イオンもできて生活も格段にしやすくなったし、市内は高級車がたくさん走っている。
まぁ弱点を上げるとすると、ポルポトによる虐殺のせいで知識人が殺され、教育の無い人たちばかりが今の親の世代になってしまったこと。国に蓄積された知が一気に破壊されてしまい、識字率も低く何かを教えることに苦労するということ。資源があるのか良く分からないが、資源を採掘をするだけの技術もない。簡単な手作業しかできず未だ裁縫業の一部が行われているだけのようである。子供たちも勉強をがんばるのではなく、観光客からお金をせびることしか考えていない。人口も1500万人とマーケットとしての魅力も乏しい。一度壊されてなかなか立ち直れない悲しい国である。

2000年比在留邦人数の変化率を並べると以下のようになる。
ASEAN平均でも2倍になっていることが分かる。中国は相変わらずすごい伸びだが、今後地政学的なリスクを抱え、現に2012年⇒2013年で減少していることを見ると、今後の伸びは所謂「チャイナ+1」が牽引しそうである。国の人口もそれなりに多く、かつ増加率が大きい所ではベトナム、インド、タイ、バングラデッシュあたりが伸びるか。これまで伸びが鈍かったインドネシア、ミャンマーも今後大きく伸びて行きそうである。ただ、どちらも政府の規制緩和がどこまでいけるかといった問題がある。インドネシアは実は非常に保護主義的な、外資に対する規制を貸している国といえる。これはどこかでオランダ、日本に搾取された過去があるからかもしれない。ミャンマーははっきりいってまだ国づくりの段階。自分たちも国造りのノウハウを持ち合わせていない。外資を入れることで国の発展のスピードは加速するが、一方で富を搾取されかねないという思惑は当然どこの国にも働く。アメリカ制裁のせいで中国企業ばっかり入ってきてしまったために政府は危機感を抱き全方位外交に切り替えたようだが、どこまで外資参入を許すか今後の状況次第だと思う。


以下は国の人口VS在留邦人数の比較である。
これにより、その国の人口に対してどれくらい日本人の進出が進んでいるかが分かる。
緑の破線はその比率が0.1%である境界を示しており、この線より上にある国は人口1万人あたり在留邦人が1人以上いることを表す。
ちなみにこの比率が最も高い3カ国は、
 シンガポール: 0.56%(国民約180人に対して日本人1人)
 香港:            0.35%(国民約290人に対して日本人1人)
 豪州:            0.35%(国民約290人に対して日本人1人)
ちなみに、
 ASEAN平均: 0.026%(国民約3,860人に対して日本人1人)
くらい。もちろん都市部や工業団地に日本人は密集しているわけで、実際生活している上での実感はもっと日本人比率は高いものと思う。シンガポールのコンドなんて、同じ塔に何世帯も日本人家族が入居してたりするしね。
進出先としては、マーケットの大きい、すなわち人口の大きい国が狙い目であり、かつまだ日本人がそんなに進出していない国は、インド、パキスタン、バングラデッシュ、ミャンマーか。あとは、インドネシア、中国の内陸部がどれだけ伸びるかといった感じか。正直、日本人のビジネスマンの感覚として、これから中国に製造拠点を持っていくことは考え難い。当然マーケットは大きいので、中国で消費する分を中国で生産することはあるだろうが、人件費も高いので自然高性能品へシフトしていくと思う。これからはASEANが中国に輸出するための製造工場となっていくだろう。ASEANの財閥も華僑系が多く、中国進出の親和性は高いものと思う。ASEANの財閥が中国企業を買収するし、その逆も増えてくるだろう。いずれにせよ、世界の中心は中国⇔ASEANに移っていくだろうし、先進国は如何にこれを吸収していくかが重要となると同時に、自身も防衛していかなければならない。

グラフ左下の拡大版。

こうやって見える化してやると、日本人の進出動向が良く分かる。

今後も日本人の海外進出は続くだろうけど、国内がどんどん衰退していくのが確実なのが悲しいよね。海外出て行くのはいいことだと思うけど、やっぱり国内の人口もキープし、外国人がもっと来たい国になっていってほしいな。