某国立大学で博士号(理学)取得後、経営コンサルティング会社に就職。
それもつかの間、会社を退職し職のあてのないまま妻を追ってインドネシアへ。
私(saya)が体験したこと、思ったこと、新しく知ったこと等を気ままに書いていきます。

シンガポール&インドネシアのことが中心です。

Singapore Life

Singapore Life

2017年12月31日日曜日

KK Hospitalに行ってみた

つい先日、娘の調子が悪くなり、夜中にKK Hospitalへ行ってみた。

シンガポールで小さい子供がいる人にとって、KK病院は頭に入っているだろう。
24時間やっている緊急対応も可能な国営の小児科だ。

正式には、「KK Women's and Children's Hospital」という。


元々1週間ほど風邪で休んでいた娘が、ある晩耳を抑えて泣き出した。
急性の中耳炎も疑われたため、車でKK病院へ。

午前1時過ぎに到着。
入ってすぐに、番号札発行機で順番確保。
すると、すぐに目の前のスタッフのところに呼ばれ、症状をチェック。
おそらく、ここで緊急度合いを判断しているのではないかと思われる。

その後、前払いでSGD115(SGD230に対し、政府からのGrantという形で半額が控除されていた。Singaporeanとかだとこの割合が高いんだろうか?)を支払いカウンターで支払い、奥のスペースへ。
ちなみに、この料金で診療、検査(X線、血液)、薬をカバーしている。

平日の夜中であったが、待合室にはだいたい5家族くらいがいた印象。
席に座る間もなくX線検査を実施。
娘はまだ2歳なので、一緒に入り撮影。

その後、中央の待合室で待っていると、30分くらいで呼ばれ血液検査。
娘は泣いたが、注射針のない指を切って血を採取するタイプだった。

その後、1時間くらい待つがアナウンスないため、14番の部屋に待機していた医師らしき人に問い合わせると、血液検査の結果はまだ出ていないが問診可能だというので、家族を呼びに行き医師のところに行ってみると、ちょうど血液検査の結果もUploadされたようでタイミングぴったり。

少し肺炎の症状があったので新しい抗生物質とその他薬の処方の説明を受け、こちらも色々と質問をするが、やさしく丁寧に対応してもらう。

その後、隣にある併設の薬局へ。
何やら機械が薬の準備をしているらしく自動コンベアーに乗って薬がカウンタまで運ばれてくる。

ここの受付のフィリピン系の女性はあまり良い態度ではない。
こちらがいくつかの薬を断ったことが不満らしい。
最初に払ったSGD115ではカバーされない追加料金として、(たった)SGD1.4を払い終了。

家に着いたのは午前6時をちょっと過ぎたころ。
さすがに帰りの運転は眠くてちょっと危なかった。
お手伝いさんも子供を抱きながら後部座席で寝てしまっていた。

一応、以下必要なものを記載しておく。

  1. 子供のDP、出生証明書(パスポートも可能らしい)
  2. 親のEP
  3. シンガポールの母子手帳 (他のブログで記載あり。我家では使わなかった。)
  4. 子供の水筒 (大人用の自動販売機はある。スナックやフルーツなどの自販機も。)
  5. 子供のお菓子、ミルク関連(お湯とかもあるみたいだが、うちは水もお湯も持参した。)
  6. 子供の上着
  7. オムツ一式
  8. 子供の好きなおもちゃなど
  9. ベビーカー ※子供が寝たときに寝かせられると便利
  10. マスク (他の人から病気を移されないように。ただでさえ深夜で体力ないので。)
  11. 保険のクレーム用診断書類 (必要な人は。)


2017年10月26日木曜日

シンガポールの永住権(PRs)申請について

【注意】2017年12月の途中から、書類提出はオンラインでできるようになったようです。


シンガポールに移住して4年。
周り(外国人)もどんどん獲得しているので、申請してみた。

いろんなところでブログに書かれはいるけど、体験談は多いほうが参考になると思うので書いてみる。
日本人ではなかなか知らないであろう裏技も発見したので書いてみる。

基本的な流れは以下の通り。
①電子予約システム(e-Appointment)で予約を取る。
②書類を準備する。
③家族全員で当日書類を提出する。
④審査結果を待つ。
⑤(Option)半年以内の再挑戦 or また次の年に①から同じことをやる。

①電子予約システム(e-Appointment)で予約を取る。

https://eappointment.ica.gov.sg/ibook/index.do

からEP番号を入力し、カレンダーを逐次チェックする。
以下は、定期的にチェックをした結果である。


これは、横軸がアポ状況を確認した日付、縦軸が一番先のアポが埋まっている日。
年末近いからかもしれないが、経過日数当たりの解放される日数が少ない。
別の言い方をすれば、この期間はアポの日までの期間が短くなっており、
実際、最終的にはアポ待ちの期間が1.5カ月くらいまで縮まっている。

2016年前半のころに知人が半年くらい待ちだと言っていた。
もしそれが本当だとすると、2017年11月にかけて、5カ月前後短縮したことになる。

ちなみに、我が家の場合は、片方は正規の方法で取り、もう片方は偶然知った裏技によって獲得した。

【裏技】
●●●※後日公開

正規の方法で取った時奇妙なことに気づいた。

我々の場合は新たに日程が解放されたわけでなく、すでにブロックされた日の中から5日間くらいが一気に空いた。
これはキャンセルが出たからだと考えてしまいそうだが、たぶんそうではない。
なぜなら、新しくオープンされた日の予定のうちほとんどのスロットが解放されていたからだ。

普通同日にこんなにキャンセルでないだろう。
とすると、なぜICAはブロックを行ったのだろうか?
別にまだ必要なければ解放しなければいいのに。
もしかしたら、上記の裏技システムと関係があるのかもしれない。

ちなみに、うちはPRをとった人の勧めにより、夫婦で別々に提出することにした。
どちらが取りやすいかと聞いても人によっても評価は分かれる。
さてどうなるか。

(夫)日本人、博士、妻より給料低い、金融業 
    VS 
(妻)中華系東南アジア人、学部卒、夫より給料結構高い、製造業

それぞれ別々に提出する場合の懸念は、兵役(NS)であった。
伝え聞きではあるが、同僚の中で妻が主で申請した承認されてしまうと夫にも2年間の兵役が発生してしまって、それを回避するために苦労した、という話を聞いていたからだ。
これはICAに直接何度もやり取りを繰り返ししたのだが、どうしても正確には答えてくれない。
一応、理解としては、主申請者の1st Generationであれば大丈夫とのことなので、大丈夫と判断。ただし、実際どうなるかは承認されてからのお楽しみ。

②書類を準備する。

※あとで

ちなみに、ほかの人のブログによると推薦状の是非について議論があるようだ。

あまり気にしていなかったので出さなかったのだが、PR専門のコンサルを雇った同僚によると、PR保持者、シンガポーリアン双方から1通ずつ推薦状をもらい、提出することがマストとなっているようで、推察するに推薦状は有利に進める手段ではないかと思われる。


③家族全員で当日書類を提出する。

子供は小さいので夫婦でICAへ行く。
平日9時過ぎに車で行ったけど駐車場はいくつか空きあり。

元々一人で行こうと思っていたけど、同僚の勧めで夫婦で行くことに。
書類に記載されている箇所は見なかったけど、周りもみんなカップルで来ているようだ。

予約時間の20分前に来たけど、番号札をとることができた。
9人待ちだったけど、10分+くらいで順番が来た。
MOM行った時も思ったけど、シンガポールは本当に役所が効率的。

レビューは、年配の中華系の人が担当。
あまり慣れていないようで何回か隣の人に確認していた。
淡々と資料を渡していき、全部で40分くらいで終了。
追加提出はなかった。
同僚は追加提出書類があったらしいが、またアポとる必要はなく1週間以内で再提出したらしい。

書類は結構細かいところを指摘され、その場で治した。
直したポイントとしては、以下の通り。

  • 基本、空欄があってはいけない。(N.A.、0などきちんと記入する。)
  • 子供が二重国籍の場合、どちらかを選んで記入しなければならない。
  • 人種と国籍が違う場合(中華系インドネシア人)、人種の証明を求められる場合がある。ただしこれは、本質的には、DNA鑑定とかしないとできない気がする。ほかの同僚はなかったらしいので、おそらく担当者の経験が浅かったためだと思う。


④審査結果を待つ。

提出が完了すると1枚の紙をもらう。
ここにステータスをチェックするサイトの情報などが記載されている。
審査結果は、4-6カ月、またはそれ以上かかるとのこと。
何か足りないものとかあれば、電話で連絡が来るとのこと。


次は、カミさんメインで申請。

※以下はまた後日

2017年9月9日土曜日

いまだに日本の企業が人気あると思っているピント外れな日本人

近年、東南アジアには多くの日系企業が進出している。

最近シンガポールに進出した日系企業で駐在としてきた日本人が、人事コンサルから、日系企業は今は一番人気のない企業だと聞き、驚いていた。

そんなのずっと前からだよ。

確かに、数十年前は人気があったように見えた時期もあったかもしれない。
それは、単に他の選択肢も比べた中で、最も条件が良かったからに過ぎない。
(シンガポールは、そもそも独立直後は国内産業に乏しく高い失業率であった。一人当たりGDPはアフリカ諸国レベル。外資誘致政策にのり、多くの日系製造業が進出し、そこで働いたシンガポーリアンも多い。)

今のシンガポール人の憧れの就職先は、人気順に並べるとだいたい以下のような感じか。
  1. (国家奨学金を得て欧米へ留学した生徒たち⇒政府機関やGIC、Temasek傘下の国営企業群)
  2. 欧米外資金融機関
  3. 米系Tech企業(Google,Facebookなど)
  4. 欧米外資事業会社
  5. シンガポール地場金融機関(DBS、OCBC、UOB)
  6. アジア系金融機関(含む、日系)
  7. 日系事業会社
  8. 地場中小企業
(ちなみに最近の記事でタイもそんな感じで日系は一番人気ないみたい。)

5番目以下は、条件が良ければどこでもいいといった感じ。
こちらでは、Job Hoppingは当たり前だし、如何に短期間で条件を上げていくか一種のゲームみたいな感じ。
ちなみに条件とは給与や福利厚生だけでなく、CBDエリアかどうかというのもステータスとして大事らしい。
個人的には、CBDじゃなくジュロンあたりに勤務したいが。

シンガポールだけが特殊なのか?
いや、どこも一緒。
国によっては、まだ日系しか進出していないから、限られた選択肢の中では日系が良かったというだけの話。
最近の日経の記事では、すでに部長クラスの年収は、日本はASEANの発展途上国よりも低い。
こんな傾向が続くようじゃ、今後もますます人気は落ちていくんじゃないかな。

だいたい、好きなアニメ、アイドルがいるから、というだけでその国の企業に働きたいか?
労働条件が第一でしょ。
日系企業に対してもガンガン給与UPを要求してるし。
なんで、そんな簡単なことが分からないんだろ、頭の中がお花畑の日本人。

よく親日国という表現があるが、非常に違和感ある。
マスコミが日本人の気持ちいいニュースしか流さないからこうなる。
ポーランドだろうが、インドネシアだろうが、韓国だろうが、いい人はいるし、悪い人もいる。
国民全体の性質を一言で片づけることなんてできない。
みんなそれぞれの趣味趣向、そしてHistoryがあるから。
本当にマスコミの偏向報道のせいだよね。
(まぁ翻ってそういう報道ばっかりを好む、年配視聴者が多いのも問題なんだろうな。)

あと、少し脱線するけど、日系は本当にASEAN攻める気あるのか?
英語もできない人を駐在させたり、もう一線を退いた年寄りを派遣したり。
日系と取引したい企業なんて、よほどのモノ好きだろ。
時間もかかるわ、形式にこだわるわ、おまけに特に儲かるわけでもない。

ちなみに最近知ったけど、8月20日前後に毎年開かれる首相によるXXX

2017年7月22日土曜日

メイド自殺

久しぶりに胸糞悪いもんを見てしまった。

ミャンマー人のメイドが、飛び降り自殺した。

屋上のフェンスの外で粘っていたので、多くの人が動画をとっており、Youtubeで見ることができる。たぶん、ずっと残るだろう。

コンドは、The Interlace
西側に住んでいる日本人は誰でも知っているだろう。
特徴的な形の建物だからだ。

雇い主がインド人で、食事もあまり与えられていなかったとの報道もある。
手書きのノートには、
・祖父母への送金のためにシンガポールに働きに来た。
・食事がないときもあり、2枚のパンと水だけの時や、夕食が23:30になるときがある
との記述がある。
25歳、おそらく独身の彼女はなぜ死を選ばざるを得なかったのか、胸の詰まる思いだ。


うちも住み込みのメイドを雇っているが、雇うためにはオンライン講習の受講とテストの合格が必須である。

その中で、メイドに非人道的な行いをしてはならない、という趣旨のことを延々と説かれる。おそらく過去に多くのメイドが不遇な境遇に置かれた事件があったのだろう。

その辺もシンガポールはしっかりしているが、それでもこういうことは起きてしまう。

ローカルの掲示板でも色々と書かれてる。
http://forums.hardwarezone.com.sg/eat-drink-man-woman-16/police-investigating-maid-suicide-interlace-5637901-2.html

警察も色々調べてるが、閉鎖的な空間での出来事だし、性格の悪いインド人はうそをつくこともなんとも思わないような人たちだろうから、捜査も難航するだろうな。手書きのノートは非常に重要な物証だろう。

インド人がどうなるかよりも、今後こういうことが起こらないようになってほしい。が、お手伝いさんを探しにエージェントに行くが、ローカルの特に中華系の人間がメイドに対して見下してバカにして笑っているのをよく見かけるから、待遇の改善はなかなか難しいんだろうな。

日本でもフィリピン人お手伝いさんの導入をすこしずつ始めているが、こういうことは起こらないでほしいな。日本人はセクシャルな問題を起こしそうで怖いな。

2017年6月3日土曜日

シンガポールで破れたお札の交換


ある時、上記のようなSGD 50札を受け取ってしまった。
(一応、札番号は見えないようにした。)

日本でもそうだと思うが、シンガポールでは当然ながら店やTaxiでこういった札は使えない。

後から考えると同僚から飲み会の立替の支払いだったことが分かったが、非常に複雑な気分になった。ババ抜きのように確信犯的に渡したんじゃないかって。

僕はほかの人に負の感情を伝染させたくなかったので、負の連鎖は断ち切るべくネットで調べてみた。

すると、MAS、日本でいうところの日銀+金融庁のサイトに以下のようなページがあった。
http://www.mas.gov.sg/currency/mutilated-currency.aspx

どうやら、2か所あるうちの片方の数字が生きていれば一部換金はされそうである。

いつか行こうと思って行けておらず、ずっと財布の片隅で眠っていたわけだが、最近思い越し上げて行ってきた。

手続きはいたってシンプルで、銀行(僕はUOBに行った)の窓口で壊れたお札を見せるだけ。

その場では判断できず、評価(Assessment)が必要とのことで、受け取りは後日指定口座への振り込みとのこと。

まぁ全額は無理でも、5割以上帰ってくれば御の字かなーと思っていたら、

全額返ってきた。

もう一度言う。

全額返ってきた。

みなさんも泣き寝入りせず、負の連鎖を人に伝えることなく、ぜひ換金してもらいましょう。

それにしてもなぜこんなことを?

特に僕が受け取ったパターンって、意図的に数図の部分だけを切り取っているようにも見える。

マフィアがわざと傷つけて少しずつ銀行で換金してマネロンするため?(それくらいちゃんとチェックするか。)

まぁ、日本とは違って世界はCash Lessの世界。シンガポールもそう。(ただし、世界一高額の紙幣をシンガポールは持っている。見たことないが。)

今後、物理的なCashの使用は減っていくのが世界の趨勢だろう。

最近、高額紙幣廃止を訴える学者の本が書評に上がってたな。インドも不正蓄財を申告させるためにやったが、色々抜け道もあるみたいで効果は未知数だな。

脱線したけど、シンガポールで傷ついた紙幣を手に入れたらぜひやってみてください。

それでは。

2017年5月17日水曜日

[News] グレート・シンガポール・セールス(GSS) in 2017

シンガポールでは、6月8月にかけて国をあげたセールス期間がある。この期間は店によってタイミングが異なったりするが、全島内セールス一色だし、一年で一番安くものを買える時期かもしれない。

このセールスのことを、「Great Singapore Sales」といい、頭文字をとってGSSという。

2017年が24回目で1994年に観光庁(STB)が始めた試みである。

今年は、6月9日から8月13日までの66日間開催される。

今年の目玉は、無料モバイルアプリ「GoSpree」を通して、無料クーポンなどの配信が各店舗ごとに行われること。店舗側にとっては、アプリの利用料は無料。とくに中小の小売店に利用を促しているようだ。別の投稿でも書いたように、シンガポールはGLCと呼ばれる政府系企業と外資系企業が経済を牛耳っており、民間地元企業の大半は中小企業である。こういった人たちに最新のテクノロジーを用いたサービスの提供を支援することで、付加価値の高いサービスを提供できるようにし、すべての領域でシンガポーリアンは付加価値の高い仕事に就けるようにしている。こういった中小企業対先は、人民行動党の支持を維持する目的もあるだろう。

このデジタルマーケティングは、今年初頭に出た未来経済委員会の今後10年の国家戦略にも沿った流れとなっており、改めて国の政策と各種政策が有機的に結びついていて、シンガポールさすがだな、と思う。

各店舗がQRコードを設置し、それを集めることで得られる特典もあるらしい。

ちなみにアプリの配信は、GSSの始まる6月9日からとか。

毎年、服飾類の買い物は1年に一回この期間に済ませているので、今年も効率よく買い物したい。

以下が参考にした記事。
http://www.straitstimes.com/singapore/new-app-to-roll-out-special-gss-deals



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2017年5月10日水曜日

Ahokジャカルタ州知事2年間の禁固刑 ー 善良な市民はもっと行動しなければいけない

昨日、イスラム侮辱罪に問われていた現職のジャカルタ州知事(通称、Ahok)に2年間の禁固刑が言い渡された。

インドネシアのことを全くわからない日本人がこのニュースを聞いて、どのように思うのだろうか。メディアも日本ではどのように報道するのだろうか。

イスラム教を侮辱したひどい奴だ、っていう感じなんだろうか。

今回の背景には、ジャカルタ知事選があり、再選を目指すAhokに対して快く思っていなかった層が背後にいることは確実である。Ahokは元々は、Jokowi大統領の盟友であり、彼がジャカルタ知事時代には副知事であったが、Jokowiが大統領になったことで知事となった。その時もイスラム団体が猛抗議している。昨年からの再選挙期間中にコーランを用いたイスラム侮辱発言により、1回目選挙では勝つものの決選投票で敗れ、あと半年程度で退任することが決まっていた。

Ahok氏の功績は計り知れず、汚職が蔓延しているインドネシアにおいてクリーンな政治を実行し、ジャカルタのインフラ整備(特に渋滞解消策)、官僚制度改革などにおいてJokowi時代から手腕を発揮した。この改革の流れが次期知事も継承できるのかが焦点。

法的には一度有罪判決を受けてしまうと政治家の資格要件を満たせないので、控訴も棄却されてしまうと(その可能性が高いが)、このままAhokは政治の世界には戻れないだろう。

僕も同僚、友人、親戚のインドネシア人たち(中華系、非中華系両方)に聞いても、みんなCrazyだと言うし、だからインドネシアはまだ後進国だという。イスラム教徒の人ですら皆Ahokを応援している。このことから、一般的な市民(教育を受けた中間層以上)はみんなAhokを応援していたことが分かる。しかし、彼は選挙には負けた。これは、イスラム強硬派がお金をばらまき貧しい人たちを買収した結果である。

Jokowiも情けない。
もうちょっとかばってやれよ、と。
インドネシアは建国の精神で、宗教的には多様性を受け入れている。
が、現実的にはレベルの低いイスラム教の人間たちが社会を支配している。

僕の妻はこれでまたインドネシアに帰るのは5年伸びた、と言っている。
ありがたい良い仕事のオファーももらったが、僕も当分インドネシアに戻らなくていいやと思う。シンガポールの良さを考慮から外してもだ。





ここ数年に起きた保護主義的な流れ、つまり教育を受け多様性、グローバリズムの恩恵を受けるミドル・アッパー層と、グローバル化による弊害の被害者となるボトム層との対立において、確信したのは、善良な市民はきちんと行動で示さないと物事は悪化するだけだということ。周りの人間も「常識的」に考えて行動すると思って投票しなかったり、不適切なことがあった時に反対の声をあげたり、そういったことをしなければ世の中はどんどん悪いほうに自動的に流れて行ってしまう。なぜなら、ボトム層は行動をしているからだ。

そんなことをふと考えていた。

Anyway, shame on you, poor Indonesian.


Jakarta's Christian governor jailed for blasphemy against Islam
Decision to jail Ahok politically driven: Lawyer

アホック氏 禁錮2年 宗教冒とく罪を認定 北ジャカルタ地裁 即日控訴も収監



2017年5月6日土曜日

シンガポール島内引越(3度目)

先日、シンガポールに来て3回目の引っ越しをした。
シンガポール来て3年半だから、1年1回のペース。
引っ越す理由はいつも家族構成の変化だけど、今回のところは少し長めにいられるといいが、通勤の面では僕が少し大変なので、Flex timeを使うようになるけどどこまで耐えられるかが問題か(特に雨の日)。

これまでは、引越って言っても、Taxiで済ますか、作業員付きのミニバンレンタルみたいなもので済ませてきたけど今回は初めて業者を使ってみた。
どうせまた引越すので、備忘録程度にまとめてみる。

引越業者

引越業者はネットでもいろいろ出てくるし、日本語フリーペーパーでもよく紹介されている。それなりに数もあるようだ。

業者請求書の比較選定はしていない。

まず、日系は選定対象外に。自分の周りで日系の最大手を使った際に、対応が悪くもう使わないと言っていたからだ。身近な意見の影響力は大きい。値段も高いらしいし、踏んだり蹴ったりだろう。

あとは、とある方のブログでコストが最も安いということで、「KNT movers」という会社に決めた。

http://www.kntmovers.com.sg/

本当は、ここ以外にも見積もりを出してもらおうかと思ったけど、見積もりに来たスタッフのレベルが非常に高く、料金も手頃だったので即決した。

うちの場合は、TV、ベッド、冷蔵庫、洗濯機、乾燥機、机、ワイン収納は備え付けだったが、赤ちゃん用ベッド、化粧台など含め入居後に購入したものも多数だったが、1.5台分のトラックで、SGD700ー800だった。ちなみに、Packingサービスを頼むと、+SGD300、Unpackingも頼むと更に+SGD300。参考にしたブログでは、Packingもスタッフによっては雑らしいので、うちは住み込みのメイドにやってもらった。

引越前にやること



①梱包

引越業者から、段ボール40個、プチプチ、食器用包装紙、ガムテープは一通り十分な量届くので、新たに用意するものはなし。段ボールに入らない大きいものは、スタッフが梱包して持っていくのでそのままでよく、ハンガーにかかっている服もそのままでよい。

②住所変更届

銀行 ⇒ オンライン or プライベートバンク担当へメール

保険 ⇒ オンライン

会社 ⇒ 人事

ネット環境 ⇒ メールで問い合わせ移転作業の依頼

SP Service ⇒ 移転前住居のアカウントは大家側で閉めるとのことでノータッチ。新住居側のアカウントをオンラインで開設。メーターの読み取り日もネットで指定するが、立ち合いの必要はなし。

③カーテンクリーニング

TAに記載されているので、やらなくてはいけない。レシートなくさないように。

ってか、いつも思うけどカーテンの留め具がシンガポールっていつも適当だなって思う。金属の金具を直接カーテンにぶっさしてるけど、日本だとプラスチックの留め具を小さいポケットに入れてく形が主流だと思う。

④エアコン掃除証拠のレシート提出

これもTAに記載されているので、四半期ごとに業者に掃除をさせてその証拠のレシートを提出しなくてはいけない。

実は、昔、やってなかったことがあったが、うまく色々と言い訳をして乗り切ったことがある。古いコンドだと、これまでにたまりにたまった汚れが詰まって化学薬品による掃除をしなくてはいけなくなることがある。はっきりいってこれは地雷。

あと、前居住者がインド系の人だと、オイルが室外機から充満して、エアコンまでしみだしてきて、高額の掃除代を請求されることも。TAでは、自然劣化とみなされるものでSGD150を超える場合は、SGD150までは大家側で負担してくれる、という条項があるのが一般的なので、こういったものはきちんと請求するようにしよう。

エアコンの掃除については、Dr.Coolという業者が非常に詳しく、各種指摘や修理すべきポイントをレポートにまとめてくれる。ほかの業者は結構適当で、エアコン内部がやばい状況でも気づかない場合があるので、逆に戦略的にこういった凡庸な業者に言質をとらせることで、掃除が必要ないということを大家側のAgentへ説得するために使うこともできる(これはちょっと高度?)。

④設備の原状復帰


引越1カ月前になり、呪われているかのように電球が毎週のように切れたり、スターターが壊れたりしたので、いつも部屋を見てくれるとても気立ての良いバングラのおっちゃんに見てもらったり、自分で直せるものは直していった。


引越当日の流れ

※新居の大家側のエージェントには、引越しと立ち合い確認の日は別にすべき、と苦情を言われた。荷物が片付いていないと、チェックできない項目もあるため。
※ちなみにコンドは基本的に休祝日の引越などはできないので、平日に実施。

9:10  予定より遅れてサービス会社の人到着。運搬だけだけど、7人くらいいた模様。
     車輪のついた木の板に荷物を5,6個載せ、ラップでくるんでいく。
     服は、専用の鉄の枠でできたハンガーケースを2台借りる。

10:15 荷物運びだし終わり。
     新居の部屋の鍵の受け渡しを11:30にしていたのでその旨伝え、新居で後程合流する約束をする。
     時間余ったのでお手伝いさんに部屋の掃除をしてもらう。

11:30 先に荷物を運び出していた業者とコンドのスタッフと少しやりとりが発生。
            どうやらコンドに事前通知をしておかないといけないらしい。
    同時に、大家エージェントと家具等の不備がないかお互いに確認。

12:30    作業完了。現金でDeposit分差し引いた差額を支払い。

(省略)

17:00  旧コンドに行き、大家エージェント、自分たちのエージェント立ち合いの元、設備の状態の確認を行う。
     ※気づいたこと等は以下に記載。

入退去時の確認について

  • 入居時にエージェントと指さし確認を行う。この時きちんと確認していないと、後で損壊など発見しても言い出しづらくなってしまう。
  • 引越原則1カ月以内であれば、装置の不具合などは直してもらえるのできちんと言う。
  • 入居後1週間以内に部屋の隅々まで見て、傷などの証拠写真をしつこいくらい撮って、パワポなどにまとめてPDF化してエージェントに送付しておく。(今回の引っ越しでは旧住居のエージェントは入居時にこちらから送った傷の写真集を持参してきていた。)


そんなこんなでシンガポール3度目の引越は完了。
初のバルコニーがある部屋で正面にも建物がなく、建物も新しく広くてかなり満足度高い。
ここにはどれくらい住めるかな。






シンガポールの大学と教育制度について

近年、長年アジアの大学トップの座を守ってきた東大を蹴落とし、シンガポール国立大学がトップにつき、日本人に衝撃を与えた。そして、シンガポールの大学の優位性は、今後も低下することはないだろうと思われる。

(2017年版のTHE世界大学ランキングについてまとめたのはこちら)

なぜ、アメリカの大学が世界でトップに君臨し続けるのか。それは、多様性と研究・教育への投資量で決まる。後者は、優秀な卒業生からの寄付も多い(TataがHarvardに建物寄付したり、アジアからもTop Tierはアメリカの大学に向かっている)。同様に、シンガポールの大学は、国が率先して優秀な研究者を呼び込み、アジア中の大学生を受け入れることで順位を上げてきた。これは、一朝一夕にできるものではない。

シンガポールの教育制度外観


シンガポールは学歴がすべてである。元々資源がなく、産業も英国軍が落とす金と観光業くらいしかなかったシンガポールは、建国当時失業率が10%を超えており、外資製造企業の誘致が急務であった。それに必要なインフラ整備を国が率先して行っていったのだが、人材の育成も急務であった。
人材の育成とは2つの意味がある。一つは労働力としての一般人の能力。外国語の習得は基本的に技能の向上がこれにあたる。もう一つの人材とは、国の舵取りを行っていく優秀な官僚の育成である。前者の一環として、公用語は英語(母国語はマレー語。元々マレーシアの州の一つだったので)になり、後者の一環として教育制度の整備と、大統領奨学金等による先進国への留学制度である。ちなみに、建国の父、Lee Kuan Yuや、その仲間たちはイギリス留学時代の仲間たちであり、彼の妻もOxford留学生である。ちなみに、Lee Kuan Yuは法学でケンブリッジ大学を主席卒業している。留学制度についてはまた後程記載する。

さて、シンガポールでは、以下の図のような形で進学していく。各課程を終えた段階で、試験があり、その成績次第でその後の人生が決まってくる。シンガポールにおいて敗者復活はない。これは、初代首相が、優秀な人材は生まれつきであり、早い段階からそれを見極めることが重要であると考えていたことが分かる。日本のように、偏差値30からの●●大学合格、のようなことはない。偏差値30の人はそもそも大学受験の資格すらないのがシンガポールなのだ。
(※下図を見てわかる通り、実際はどの道を進んでも大学への進学ルートは存在する
。存在はするが、よほどの例外以外は一度コースから外れてしまうと、もう復帰は難しいのが現状。)

この制度については、賛否両論あろうかと思う。確かに、世界の偉人の中には、一般的な教育・社会制度の中から落ちこぼれてしまったものも少なくないし、そういった偉人は失敗の経験から多くのことを学んでいる。こういった人たちもきちんと活躍できるような社会は必要であると思うし、それが広い意味での多様性だと僕は思うが、一方で、このような効率的な官僚育成制度は羨ましくもある。生まれてから死ぬまで一度も失敗がないような秀才的なトップ層だけで国の舵取りに必要な人員は足りてしまうのかもしれない。ただし、失敗に対する耐性がないとすると、大きな失敗をしたあとのリカバリーができなさそうでそこはリスクかなと思う。
早い段階で大学への道が閉ざされる、という言い方をすると若干ネガティブかもしれないが、早い段階でその子供の向き不向きを見分け、大学に進学するような座学が得意でない子は早い段階から技能習得訓練をするのは理にかなっているとも思う。ドイツもそんな制度だったかと思う。
日本も少しは見習ったらいい。トップ以外の大学なんて言ったってしゃーない。何も技能が身につきわけでもなく、いたずらに就職へのモラトリアム期間を設けて、返せもしない奨学金という名の借金を増やすくらいなら、手に職つけれるようにしてやればいいし、企業含め社会が大学生をありがたがる今の考え方を改めて、それぞれの役割とパフォーマンスに応じて評価してやればいい。英才教育や、一部のエリート向けの投資ももっとやったらいい。以下の留学制度でも紹介するが、シンガポールでは(欧米でもあるかもしれないが)、優秀な生徒が受けておる奨学金は親の経済状況に関係ない。実際、Lee Sheng Longも奨学金を取得してケンブリッジ大学に留学している。
全員を平等にすることの害悪を日本は学ぶべき。

※教育省(MOE)のサイトから拝借

さて、このような教育制度なので親は子供を小さいときから教育し、良い学校に入れたがる。そのための投資は惜しまないし、シンガポールの子供たちは面白いくらいみんな眼鏡をかけている(ちなみに、国民の近視眼率はずばぬけて高いらしい)。スポーツ選手やアーティストを目指す子供は少ない。最近、シンガポーリアンの同僚と話したが、彼女はピアノを習うことをいいことだと言う。理由を聞いてみると、彼女の友人はピアノ教師で、相当稼げるらしい。最近はシンガポーリアンも子供にいろんなことを習わせようとしている。そのおかげで、元々ピアノ教師が少ないので、非常にお金が稼げる(日本の音大出て安い給料でずっと独身のままピアノ教師やっている人が多いのとはえらい違いだ。英語できるならシンガポールで稼いだらいい)。他人がやっていると、負けず嫌い(シンガポールではキアスー”Kiasu”という)なので、バレエ教室なんかも繁盛しているらしい。それでも親としては、子供の体験としてやらせているわけで、親はあくまでもいい大学に入って給料の高い仕事をしてもらいたいと思っている。

留学奨学金制度


留学奨学金制度は、以下の4つがあり、現在のLee Sheng Long首相も1,2の奨学金によってケンブリッジ大学&大学院、ハーバード大学院を卒業している。優秀な成績で高校を卒業した者に与えられ、行く国もあらかじめ決められているようである。もちろん成績の良い順に決めていくのだろうが(日本の東工大に国費留学した知人談)。
受給するには卒業後に公務に従事することが義務となる。ちなみに、1が最もランクの人たちに与えられ、2,3,4と併用して受給することができる。

  1. President's Scholar
  2. Singapore Armed Forces Overseas Scholarship (SAFOS)
  3. Singapore Police Force Overseas Scholarship (SPFOS)
  4. Overseas Merit Scholarship (OMS)

官僚の給料


シンガポールは早い段階で優秀な人物をえりすぐる制度を築いたと書いたが、そういった人物を国の機関で働かせるために留学奨学金制度などのインセンティブを与えているが、給与も重要なインセンティブである。

官僚の給料は、弁護士、医者など専門職の給料を基に平均値+αで決定されているようだ。批判もあり年々+αの部分が縮小傾向にあるという話もあるが、単純に考えれば官僚になったほうが、平均的には弁護士、医者よりも稼げるということ。こういうインセンティブを与えることによって優秀な人材を集めている。

国で最も優秀な人たちが、国の中枢で働くというのはとても素晴らしいことだと思う。シンガポールのエリート官僚は、国をいかにプロモートして、海外のヒト・モノ・カネを集めてくるか、というのが仕事なので、非常にビジネスセンスも要求されるし、若くして大きな仕事ができる(フィリップ・ヨーが経済開発庁(EDB)長官に39歳で抜擢されている。日立社外取締役等も務める。07年には旭日重光章が授与され日本とも関係の深い人物。ちなみに親の七光ではあるが、日本の戦後最年少就任記録大臣は、小渕優子34歳9ヶ月)。

このように、シンガポールの官僚はほかの国の官僚のイメージとは全く異なる。これがまさに、「シンガポール株式会社」といわれる所以である。首相が社長、大臣が執行役員、GLC(政府系企業:Keppel、ST Engineering、SIAなど多数)社長が事業部門長、優秀な官僚がその手足となって働き、国民は一般社員、となってみんなで国の価値を高めていっている。

シンガポールの大学

上記の通り、国内超優秀層は海外トップ大学へ留学する。シンガポールの国民、永住者の15-19歳は24万人くらいなので、同い年が約4万8千人がいることになる。奨学金受領者を150人くらいとすると、0.3%くらいか。

ちなみに日本では、17年4月1日時点の15-19歳人口が603万人なので、1歳あたり平均121万人。東大は3100人くらい入学しているので、0.15%くらいとすると、シンガポールの奨学金の難易度はざっくりと言って東大、京大入るレベル。ただし、マジコメすると、日本の場合は、東大、京大に入れる人でもほかの大学を受ける人たちも大勢いるので、実際に東大、京大入っている人は、上位0.3%から漏れている人も多数いるということは想像に難くない。全国民統一試験みたいなのをやって、入学大学の分布とか見てみたい気もする。(最近、開成から20人くらいが海外トップ大学に合格していることが発表された。関西のほうにもそういう高校はあるし、実は日本ももうシンガポールのように、成績トップの人たちは東大、京大には行っていないのかもしれない。そうなると東大合格者数ではかる高校ランキングなんてもうあまり意味ない。)

シンガポールでは浪人している人を周りで見かけないが、制度的にできないのかよくわからないが、小学校浪人は存在する。小学校卒業試験でつまづくと、その時点で大学進学の道が閉ざされてしまうからだ。

現在あるシンガポールの現地ローカル大学(※外国の大学もキャンパスをシンガポールに設置している例も多い)は、以下の6つ。

NUS、NTUがシンガポールの双璧をなす大学で、すでにアジアトップクラス、東大よりもランキングは高い。NTUは創設50年以内の大学ランキングでは世界2位につけている。

NUSはイェール大学と提携しキャンパスをNUS内に持っていたり、世界トップクラスの大学との提携も積極的で、多様性や国際性の点から、はっきりいって日本の大学など足元にも及ばない。ビジネススクールでは、企業の幹部クラス向けの講座も持っており、上司も何人か参加していたが、参加者、プレゼンターは財閥の子息や、各国トップクラスの人たちも参加しており、出会える人もまさに一級(その分非常に高額)。

SMU出身の人もたまに見かける。コツコツやる子で、NUS、NTUには行けなかった人が行くレベルの大学だろう。このレベルの人は、MBAとるなどしないと、政府系機関、外資大手などで働くのは難しいかもしれない。

  1. シンガポール国立大学(NUS)
  2. 南洋工科大学(NTU)
  3. シンガポール管理大学(SMU)
  4. シンガポール科学技術設計大学(SUTD)
  5. シンガポール理工大学(SIT)
  6. Singapore University of Social Sciences(SUSS)

周りのシンガポーリアンの学歴などを考慮すると、たぶん、以下がシンガポーリアンの学歴の序列。

  1. 海外(主に米英)トップ大学(政府系奨学金)※私費での海外トップ大学留学は見たことない。
  2. NUS
  3. NTU
  4. 裕福な子供が私費で海外留学(オーストラリアなど)
  5. SMU

先日(2017年初頭)、博士課程時代の同期が研究会で南洋工科大学に来ていた。元々
高輝度レーザーは温度や湿度の安定性が求められるが、シンガポールでも研究している人たちがいるようで、かつての光物性分野ではシンガポールでも同様の、いや予算が潤沢な分日本よりも良い研究環境が用意されているようだ。

そういえば、NUSには人気講師の田村耕太郎という元参議院議員の人もいる(めちゃくちゃ頭悪そうな人だけど一応。文章は稚拙で、自分の意見がない人)。バイオテクノロジー分野でも優秀な日本人が何人か引き抜かれて講師陣に名を連ねている(伊藤嘉明の例は当時日本でも話題になったようだ)。

(参考:Googleで検索した学生数 ※基本大学院含む。年度は数年のズレあり。)
 こう見ると、世界トップクラスって意外に学生数少なくてびっくり。



2017年4月24日月曜日

シンガポールにはマンダリンホテルが3つある(運営会社は2社)

この間、コンサル時代の元上司(正確には元上司の上司)と会うことになったのだが、待ち合わせ場所を間違えてしまった。

そもそも、マンダリンホテルは2つしかないと思っていたが、そのとき3つあることに気づいた。

なので、その備忘録。

ちなみに、以下の通り、マンダリン・オリエンタルグループが運営しているのは1つしかない。


  1. Mandarin Orchard Singapore (managed by Meritus Hotels & Resorts)
  2. Marina Mandarin Singapore (managed by Meritus Hotels & Resorts)
  3. Mandarin Oriental Singapore (managed by Mandarin Oriental Group)

Mandarin Oriental GroupはあのJardine Mathesonグループだけど、MeritusはOUEグループだと初めて知った。OUEグループはインドネシアの財閥Lippoグループが買収したシンガポールの不動産開発会社で、Marina Bayに有名な建物(OUEのロゴ)がある。

2017年4月10日月曜日

世界大学ランキング(Times Higher Education (THE)のWorld University Rankings)

ここ数年、日本の教育・研究レベルの低下を危惧するニュースが多い。最近では、Natureかどっかが日本の科学研究のプレゼンスの低下を記事にして話題になった。

日本の大学についても同様で、東大も遂にアジアトップの座を明け渡し、今やシンガポール国立大学が首位に取って代わった。

大学の特色なんて様々だし、大学ランキングがすべてではないが、ただこういったランキングが各国の教育政策に影響を与えるのも事実だし、元々興味は持っていた。

なので、ざっと外観だけを見る目的で、簡単にデータを整理してみたので、以下に紹介する。なお、使ったランキングは、Times Higher Education (THE)のWorld University Rankingsの入手可能な、2011-2017年。

まず、TOP200の大学数の国ごとの推移を見てみる。
予想通りアメリカが圧倒的で、上位5か国で6-7割を占める。アジアでは本校が最も多く5校、次いで中国、韓国がともに4校、日本は2校のみ。


これを地域別(6大州ベース。北米、南米、欧州、アジア、アフリカ、オセアニア)にみてみると、欧州が約半分、米州が35%、アジアが10%、その他5%といった感じ。アジアは最近できた大学(シンガポールは国自体が50年くらい)が多く、数は増加にあるかと思ったが、予想に反してアジアの大学の数は横這いから減少傾向にあるようだ。


ここで、2017年のTop20大学の、2011年からのランキング推移をみてみる。
これを見てみると、ほとんどの大学の顔ぶれは変化していないことが分かる。つまり、Top Tier層においては大きな順位の変動がない。


次に、大きくランキングを上げている大学を見てみる。
2017年にTop200になっている大学が、2011年ランキングからどれくらい順位を上げているかを見てみる。
これを見ると、2011年に100番台後半だった大学が大きく順位を上げていることが分かる。また、南洋工科大(シンガポール)は目覚ましいランクアップを成し遂げているが、ランクアップしているのはほとんどヨーロッパ地域の大学である。


ランクアップ率で並べてみても同様の傾向。
(Top Tier大学は、順位が数レベル上がっただけで率は非常に大きくなってしまう。)

最後に、気になるアジア勢のTOP500ランキング2017。
黄色は日本の大学。

東大でさえ、アジア4位。
正直、シンガポールに住んでいて、東大がもうアジア1位になるとは思えない。
ほかの日本の大学の低下も著しい。
日本の最も苦手な国際性が大きく影響するランキングと思われるので、今後も厳しい状況は続くと思うし、日本の優秀な学生はどんどん海外の大学に進んだらいいと思う。

今後は、シンガポール国立大学がどこまで上がれるのか。アイビーリーグレベルまで行けるのか、そっちに注目したいと思う。


2017年4月8日土曜日

[News] シンガポール、女性の取締役占有率を2030年までに30%に


シンガポールは女性の社会進出を、女性取締役占有率の向上によって図ろうとしている。

2014年にThe Diversity Action Committee(DAC)が設置され、企業の取締役の女性占有率を高めるべく活動してきたが、最近、2020年までに20%、2025年までに25%、2030年までに30%を目標にし、大企業100社に対して率先して実現するように促した。

DACの出したデータ(冒頭のグラフ)によると、現在シンガポールは9.9%。確かに周りのインドネシア、マレーシア、インド、中国、香港よりは劣っているようだが、あと3年で倍にするのは難しいのではないか。
(日本は数年前だけど、1.5%台。)

GLC(政府系企業)なんかは政策を率先して実施するから、意外に早く達成できたりして。

記事によると、目標達成のためにDACは6段階の計画を発表している。


  1. 企業に対して、取締役と主要マネジメントの選定における多様性(性別含む)の方針と、測定可能な目標とその進捗を公表するよう要求する。
  2. 企業に対して、今後のビジネスニーズを踏まえた最適な取締役構成を発表し、適正なスキル・経験をもつ女性取締役を知人等から探す従来の方法から改めるよう求める。
  3. 企業が、多様性の恩恵に対する深い理解を得られるよう助ける。
  4. 投資家、市民などを啓蒙して企業が多様性を深められるよう促す。
  5. 女性の取締役やマネジメントへの進出の重要性についての研究を奨励したり、同テーマに対する地域での会話を増やす。
  6. 既に取締役の多様性促進を表明している機関・団体をサポートする。


いつも違和感があるのだけど、女性の社会進出増えると企業の業績は良くなるの?自由競争が大事なのに、数値目標決めて、ポジションにふさわしくない人を数合わせのために入れることに何の意味があるの?
(昔日経かなにかで、女性の社会進出が進んでいる企業?国?は成長率が高い、みたいのを見たことあるけど、それは因果関係はないよね。成長率が高いから、余裕があってそういう取り組みができるだけかもしれない。)

そもそもなぜ多様性を追求しなければいけないのか、僕自身理解できていないのだろう。多様性はそもそも効率性の議論とは全く別で語られているのかもしれない(一種のAffirmative Action)。

もちろん、性別やその人の仕事の実力以外の特性によって差別を受けるのは良くないと思うが、例えば女性は、文化的・社会的・歴史的背景もあるだろうが、事務仕事などバックオフィス業務を選ぶ傾向にあると思う。でも、これは、本人の意思によって選んでいるケースも多いのは、俺もよく知っている。女性の中には、そもそも働かず専業主婦になりたい人だって多いし、その率は男性よりは多いような気がする。

あと、多様性という意味では、色々なマイノリティの採用が必要なのに、なんでいつも「女性」なの?人種とか、色々ほかにもあると思うけどな。フェミニズムかどうかわからんが、女性側が勝手に存在しない敵と戦っていることって多いよね。

できるだけ多くの人が、公正に評価され、望む仕事につけますように。

Diversity Action Committee targets 30% of board seats for women by 2030

http://www.channelnewsasia.com/news/business/diversity-action-committee-targets-30-of-board-seats-for-women/3651134.html

シンガポールの毎日の食事デリバリー Tingkat


今日は、よく利用している食事のデリバリーについて書いてみる。

1回限りの注文では、日本のようにPizzaやマックのデリバリーもあれば、こちらではFood Panda、Uber EatなどがPopular。僕はFood Pandaしか使ったことないが、時間通りにきて便利。コンパクトな国のシンガポールならではだと思う。
(個人的には、Foodpandaのビジネスの仕組みに興味ある。配達人は専属なのか?配置はどうやって決めているのか?など)

これらサービスは、1回限りには良いが、料金は高めで所謂「外食」なので、毎日の食事には不向き。

そこで、シンガポールの共働きの人がよく活用するのが、Tingkatといわれる食事デリバリー。Tingkatの意味は、マレー語、インドネシア語で、「階級」。以下の写真のように数段に分かれた弁当箱だったからこのような名前で呼ばれるようになったのではないか。


Savory Kitchenのサイトより

話はそれるが、「シンガポーリアンは、自分の皿を持たない」という、まことしやかな笑い話がある。これは、シンガポーリアンは家で料理を作らない、という揶揄。実際、こっちで生活しているとわかるが、いたるところにホーカーがあるし、朝も夜も家族ずれや仕事帰りの客でにぎわっている。

さて、そのTingkatの値段だが、だいたいSGD5-10/人/食(人数多いと割安)で平日のみデリバリー。5、10、20回など一括払いで、自動更新にしたりもできる。
さきほどの写真のようにかわいらしいプラナカンのケースではなく、電子レンジであっためるので、以下のようなプラスチックケースで運ぶのが一般的か。うちの場合は、このプラスチックケースでしか頼んだことないが、希望すれば上記掲載のかわいらしいTingkatに入れて運んでくれるんだろうか。




Tingkatを提供する店は、おそらく規模も小さいため、自身のHPは持たないものもある。なので、まとめて色々なお店をみることができるFoodlineというポータルサイトが便利。
このサイトでは、Tingkat以外にも、お弁当(会議などのための数十個の大量注文用)、ケータリング(パーティー用)などもある。



うちは、共働きで住み込みのお手伝いさんが食事の受け取りができるので、義母が帰国している間などはよく使っている。配達はだいたい午後3-6時か。こちらがいなくても玄関の外に食事は置いて配達員は帰ってしまう。

はっきりいって、味は悪い。

まずくて食えないものもある。

それだけならまだしも、卵の殻、髪の毛、ゴム(?)が混入していたことはある。
(すべて、以下に名前があるJessie Catering)

とはいえ、最近初めて利用したところの味が比較的良かったので、備忘録もかねて以下に紹介したい。

まずは、似たり寄ったりのところ。4品のうち、1-2品は食べれないので、納豆が必需品(笑)

× Ronnie Kitchen
× 338 Catering
× Jessie Catering Pte Ltd
× Kim's Kitchen

次は、少し変わって冷凍弁当の店。
おかずの質は良くヘルシーな食事を謳っている。スープも含め、ほかのTingkatとは一線を画す。
冷凍であるがゆえに解凍がうまくいかないとおいしくないのと、ゴハン一体型で別注文ができない。しかもご飯は冷凍なので超絶まずい(もちろん毎回捨てていたが)。ご飯の代わりにたまにペンネみたいなのもある。 

△ Yeyeah Delights 


最後に、最近始めたところで、これまでで最もおいしいTingkatを紹介したい。
(※ただし、他よりもマシなのであって、日本人が期待できるものではないのであしからず。とはいえ、初めて全品食べられるレベルの料理だと思う。)
ここのオーナーのおばちゃんは表彰されたりしているみたいで、経営手腕も高いのかもしれない。10日間、2人分でSGD129なので、一人一回あたりSGD6.5と他と同等のレベル。

◎ Tong Chiang Tingkat

ただ、このFoodlineというサイトに掲載されているもの以外でも、日本人が現地人から紹介してもらった店なども存在し、探してみると結構あるかもしれない。

居住地域によっては配達がされないので、これも注意が必要。


本当のところは、もっと高くてもいいから日本食や質の良いものがあれば迷わず頼むんだが、どうやら見つからない。たぶんコストが合わないんだろう。誰かやってほしい。(ちなみに、知人の友人が脱サラして、CBDエリアの特定のビルをターゲットにして、平日昼の弁当の宅配はやっている。確かMinimum Orderあり。)

―――

固定費:
 人件費  SGD1,500 x 3 = SGD4,500
 光熱費  SGD500
 その他  SGD1,000
変動費:
 原材料費 SGD 2/pax
平均単価:
 SGD 7/pax

という非常にざっくりとしたコスト前提を置くと、Break Evenは、1200pax。平均2.5pax/世帯とすると、480世帯か。

2017年4月5日水曜日

[NEWS] シンガポールにZeppが初上陸

Zeppがシンガポールに進出してくるようですよ。

場所がよりによってBig Box。

失敗の予感、半端ない。。。

ここは、大失敗しているモールで、デザインといい空間の使い方といい入っている店の質といい、すべてが「荒い」。

うちは近所なので、毎週末となりのJemとか、Westgateとか行っている。
でも、それらのモールっていつも駐車場がいっぱいだからBig Boxに車止めて、Jem、Westgateで買い物している。2階でつながっているから便利だしね。

前からちょっと気になってたんだが、このBig Boxって経営に日本人絡んでる?

2階に日本食がフードコートに入ってるし、日本食品の業務用スーパーが入っているし。

あれだけ大きく場所取っておきながら、絶対赤字だろうな。

2000-4000人程度じゃ、所謂超大物も呼べないだろうし、イベントとタイアップするなら、マリーナベイやオーチャードじゃないと宣伝になりづらいだろうし。

以前、このホールでアロワナの販売会みたいなのやってたけど、本当にひどかったわ。

前日になってもまだ魚がセットアップできていなくてニュースにもなってたけど、がらんどうに家庭用水槽がいっぱいテーブルの上に置いてあるだけだった。


Zeppは失敗する、と予言しておこう。

http://www.oricon.co.jp/news/2088562/full/

[NEWS] McKinsey、BCGがシンガポールにIndustry 4.0トレーニング施設を開設

以下の記事①によると、BCGはBCGとして初のアジアでのInnovation Centre for Operations(ICO)をシンガポールに開設したとのこと。

Business Timesの購読契約はしていないので1文程度しか読めないが、シンガポールの経済開発庁(EDB)と協働して開発した、Industry 4.0 Accelerator Programなるトレーニングを実施する機能を備えた場所らしい。

②のBCGのPress Releaseを読むと、昨年10月にICOはParisでもローンチしているらしく、ほかにもドイツ、USAにあるようだ。ICOというのは、要するに最先端の自動化設備を備えたモデル工場で、ロボティクス、データサイエンス、3Dプリンター、拡張現実など最新の技術について触れることができる場所のようだ。

こういう次世代産業の言わば実験場をコンサル会社が自分で持つというのはいいことだと思う。こういう柔軟さと実行力はコンサルならではでいい。

でも、これって自分たちのお勉強の面も強いと思うのだけど、どれくらい収益をあげようとしているのか。あと、手元資金だけでやってるのか?

ちなみに、記事③にあるように、McKinseyもシンガポールで同様のSingapore Digital Capability Centre (DCC)なる施設を開設している。こちらは、A*Star傘下のARTCと組んだようだ。この記事によれば、USD15Mを前払いで支払って設立したらしい。

こういった最先端の製造技術の獲得と国民のスキル向上は、昨日書いたブログ同様、未来経済委員会の戦略に沿ったものとなっている。


BCG launches its first Asian innovation centre in S'pore
http://www.businesstimes.com.sg/government-economy/bcg-launches-its-first-asian-innovation-centre-in-spore


Innovation Center for Operations (ICO) launches in Paris
https://www.bcg.com/en-us/d/press/25october2016-bcg-innovation-center-for-operations-59094

McKinsey, A*Star's ARTC to train workers on Industry 4.0 (Amended)
http://www.businesstimes.com.sg/government-economy/mckinsey-astars-artc-to-train-workers-on-industry-40

2017年4月3日月曜日

[NEWS] NUSが公務員にデータサイエンスのトレーニングを実施へ

シンガポールの政策(産業政策)を勉強すればするほど、いつも素晴らしいなと感心する。

シンガポールがなぜ世界でも稀にみるほど経済発展を成功させることができたのか。

僕は、優秀な国民を公務員に動員し、合理的かつ有効な政策を迅速にPDCAしていく体制を作り上げたことが最も重要な要素だと考えている。

よく言われているように、シンガポールは、首相をトップとする株式会社のようである。

未来経済委員会の提言が今年の2月に発表されたが、デジタルスキルの向上がうたわれており、国民(シンガポール株式会社の中での平社員)がより付加価値の高い仕事をこなせるよう国としても全力で投資していく覚悟を見て取った。

彼らが目指す”Smart Nation”の根幹となる部分だ。

いまだに非効率な紙文化をありがたがり、効率化という概念のない日本の役人にはとても無理な発想である。

最近思うが、日本が本当に業務を効率化してしまうと、業務の総量に見合う労働者は実は相当少なくて済むため、失業率が大幅に上がってしまうんではないかと思うことがある。

これは公務員に限った話ではない。

つまり、民間だろうが公営だろうが、簡単に首を切らないのは、暗黙の社会保障の一環であり、その意味では日本は緩い社会主義なのかもしれない、という風に考える。

シンガポールのように効率化をするだけでなく、さらに付加価値の高い仕事をこなす能力を国民に教育することも並行して行わなければならない、ということ。

NUSはデータサイエンスの修士課程もあり、ブログ等読むとMBAとも交流がありかなりビジネスドリブンの実用的なコースらしい。ちょっと興味ある。

もうNUSは、大学世界ランキングでは、東大なんかより全然上だからね。

まぁ日本の大学はかなわないよね、どうあがいても。

脱線してしまったけど、以下が最近気になった記事でした。

NUS to train 2,000 Singapore civil servants in data science annually

Posted 29 Mar 2017 10:49 Updated 29 Mar 2017 22:57
http://www.channelnewsasia.com/news/singapore/nus-to-train-2-000-singapore-civil-servants-on-data-science/3633536.html

2017年3月29日水曜日

マリーナ一望できるオシャレオーガニックレストランOrgo


ドリアン型の有名な建物Esplanadeの屋上にあるBar&Restaurant

外はソファーもあり、ガラス張りの屋内もあり

オシャレな会社の先輩に連れて行ってもらってから3回くらいいったかな

夕方の景色がとてもきれい

MBSも見える


夜は飲みがメインになってしまうので、昼にも来てみた

料理もおいしかったよ







http://www.orgo.sg/

Toggleオリジナルドラマ The Breakup List

Toggleとは、シンガポールのTV、Radioなどの番組を視聴できるサイトである。

有料のものもあり、子供用の番組等もある。

昔も英語の勉強のために見てみたがあまり面白いものがなくて続かなかった。

最近、ふと思い出して試しにあるドラマを見てみたらはまってしまった。。。

The Breakup Listというドラマで全8回。

Toggleのオリジナルのドラマらしい。



関係ないけど、シンガポールは産業政策の中に、エンターテインメント系のコンテンツ制作能力の向上を目指している。

現時点では、全話無料で見れる。

一回20分くらいなので、とても展開が早く一気に見てしまった。

ヒロインのJannassa Neoがかわいい。。。

http://tv.toggle.sg/en/shows/the-breakup-list

2時間待ち!?ローカルに大人気のHai Di Lao@IMM




久しぶりの投稿。
まぁ日本人はあまり書きそうにないので、書いてみようかと。
見る人いるのかな(笑)

Clark QuayなどにもあるHai Di LaoのIMM店に行ってきた。

以前も一度トライしたことあるが、2時間待ちだったので、やめたことある。

昨日は、それを見越して少し遅めの土曜の21時頃に俺一人で順番待ちで行く。

やはり、1.5-2時間といわれた。。。

ちなみに、予約は受け付けていない。

とはいえ、皆ここで長時間待つのは、待機があまり苦にならない工夫が色々あるから。

エスカレーターを挟んだ向かい側のKopitiamの前に、所せましと椅子に座っている人たちが、順番待ちをしている人たちだ。

アイス、スナック、お茶、フルーツなど食べ放題に加え、女性用ネイルサービスなどが無料。新聞雑誌や将棋盤なども置かれている。



結局、21:14に番号札を受け取り、23:02に入店。

ちなみに、この店は4:00まで営業している。

IMMでは、こんなに遅くまで開店しているのはこの店だけじゃないか?

IMMもこの店ためだけのために、電気やエアコンを朝までつけているとなると、そのコストはHDLが負担しているんだろうか?


ここでは、スープが半分ずつのパターン、四分の一のパターンが選べる。



ちなみに、ここは食べ放題式ではない。

なので、如何に空腹にしてたくさん食べてもらうかが重要だと思うが、待ち時間にお菓子を食べているので、多少空腹感が安らいでいるような気もする。

おそらくそういったことのコストもあるからか、料理自体のボリュームは少なめでコスパはあまりよくないような気もするが、味は良い。




ちなみに、SGD 4/人払うと、ソースや薬味、漬物、フルーツや杏仁豆腐が食べ放題となるのでつけるべし。



よく、BugisとかChinese Garden駅前なんかにある食べ放題の鍋屋は、もう少し汚く、フレッシュさに欠けて、味もHDLよりは劣る。

たぶん、HDLも冷凍ものが多いので、フレッシュさは同じくらいかもしれないが、一皿ずつ運ばれてくるので、食べ放題のように混沌としているわけではなく、汚くないので、フレッシュに見えてしまうのかもしれない。

麺を頼むとこのようなパフォーマンスもあり。



定員もサービスがよい、らしい。

らしい、というのは、ここの定員はたぶん中国から来ている人で、英語はあまり得意ではない。

なので、義母(中華系インドネシア人)や妻が中国語でコミュニケーションをとっていた。

日本人だけで来ると、ちょっときつい(要はよくわからず100%楽しめない)かもしれない。

結局、3人で、ビール瓶1本加えて、SGD107。

小食の3人でこれなので、大衆的な鍋屋としては少し高いかもしれない。

買い物の前に番号札とって、2時間後くらいに入るというパターンか、平日に来るのがスムーズか。

地元人の評価は、辛い物が食べたかったらここらしい。

興味あればぜひ。



http://www.burpple.com/hai-di-lao-huo-guo-1