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2018年4月7日土曜日

日本は社会主義 生産性向上の話

東南アジア、インド、豪州のリサーチを行っていると、つくづく、あぁ日本って社会主義だなぁと思うことがある。

働き方改革を安倍政権が進めている。
労働生産性を高めようとしている。
まぁそれはいいだろう。
でも、人は切らないよね。
だから、結局生産性は上がらない。
生産量=一人当たり生産性x労働人口だからね。

今まで2人でやっていたことを1人でやれるようにする。
これが生産性を上げるということ。
これまでの日本は、経済の成長がないので、同じ仕事量をみんなでシェアしてみんなで貧しくなっているということ。

現実的には、やらなくてもいい仕事をへらす、これが生産性を高めることの本質。
もっと、権限を落として、意思決定をスムーズにしてあげないと。
あと、無駄な飲みの付き合いとかやめた方がいいよ。
仕事減らして、今までと同じ量のアウトプットを短い時間で仕上げる。
余った時間は家族サービスや自己投資や副業へ。
でも、横並びで周りの目を気にする日本人にはこういうことが難しいんだろうな。


あと、日本で一番課題だと思うのは、適正な値付け。
もっと対価を要求したらいいのではないか。
昨年くらいにケンタッキーの骨でキングギドラを作るおっさんに、TV局が安い値段で作成を依頼したら、おっさんが泣きの投稿をしていたらしいが、非常に滑稽だ。
安いなら受けなければいいし、価値があると思うならなぜ言わない。
もっと要求しろと言いたいわ。


日本に帰るときはいつも、空港で突っ込みたくなる。
・ベルトコンベアから出てきた預入荷物の位置を直すおっさん
・お土産店で、「ここが最後尾です」の看板を掲げて立つ女性
こんなのは、生産性は0である。
あってもなくても収入は変わらないから。


「おもてなし」と生産性の議論は対極にあると思う。
付加価値として「おもてなし」を提供し、その分をきちんと価格に反映する。
それができれば日本は明るいが、日本人は如何せん値付けがへたくそだ。
顧客へのサービスは無料でやるという発想が強い。

みんなで仲良く「おもてなし」を安売りして貧しく老いていくのなら勝手にしてくれ。
僕はきちんと稼いで、「おもてなし」を受ける側に回るから(もうなってるけど)