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2014年12月27日土曜日

シンガポールで行ってみた ~ドラえもんの映画Stand by meと期間限定ドラえもんクリスマスツリー

カミさんがStand by meのチケットをペアでもらってきたので、見に行った。
といっても自分は出張の飛行機の中でフライングしてしまっていた。。。
こんなことなら飛行機では別の見ておくんだったな。




映画自体はドラえもんオリジナルの話のいくつかをくっつけた感じ。
元ネタは以下の7ストーリー
「未来の国からはるばると」
「たまごの中のしずちゃん」
「しずちゃんさようなら」  
「雪山のロマンス」
「のび太の結婚前夜」    ※カミさん号泣。
「さようならドラえもん」
「帰ってきたドラえもん」

多少オリジナルとは違うこともあるけど、うまくまとまっていると思う。というか、自分がオリジナルから映画作ろうとしたら多分こんな感じになると思う。それぞれの話はまさに鉄板の有名話。3Dの感じも良く出来てた。

うちのカミさんはドラえもん自体は見たことあったみたいだけど、話の全部は知らなかった。

意外だったのは、子供は全然来ていなかったこと。
カップルとか若い友達同士のグループとか。
上司も同じこと言っていた。

シンガポーリアンも笑うところは笑っていたけど、ドラえもんの価値観がどれほど伝わったのかな。
カミさんがシンガポーリアンの部下に聞いたら、面白かったけど感動ポイントは理解できなかったとのこと。
小さいころから勉強して、大学入って(シンガポールには3つくらいしか大学はない。日本に例えると旧帝大だけしか大学がない感じか。)、国の奨学金でケンブリッジ(建国の父リークアンユーはケンブリッジ法学部主席卒業、リーシェンロンもケンブリッジ卒)行って、官僚(国営企業エリート)になって(官僚の給料は、外資、医者、弁護士の平均給与+αで決まる。つまり官僚の給与が一番良い水準。)、という非常に画一的、単一の目標しか持っていないシンガポーリアンにとって、「人の不幸を悲しみ、人の幸せを共に喜べる」のび太の美徳は分からないのではないかと思う。

芸術、スポーツで食っていくことを目指す人もいないもんね。 
マンガも創作活動という意味では芸術だと思うけど、こんなの目指す人なんてシンガポーリアンにはいないよね。
まぁこれからの時代、金持ちの子供とかがなるかもしれないが。
でも、貧しい中でも魂削っていいものを書こうとした水木茂、手塚治虫とかってこっちの国じゃまず生まれないよね。

そうそう。
One Raffles Placeにドラえもんのクリスマスツリーが期間限定で飾られていたので見てきた。
なんでも藤子F不二雄生誕100周年らしい。





Merry Christmas★